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📘 Book Clubテクノロゞヌの䞖界を垭巻し、進化を続けるデザむンシステム。そのメリットず簡単な䜜成方法。

私たちデザむナヌのほずんどはデザむンシステムの意味を知っおいたすが、実装が難しいず感じる人もいれば、デザむンシステムはコンポヌネントのラむブラリであるずいう人もいれば、スタむルガむドやパタヌンラむブラリず混同する人もいたす。 

頭に眮いおおきたいこずは、デザむンシステムの䜜成でもっずも難しいのは、䜜りはじめるこずです。デザむンシステムはあなたのペットのように考えるべきです。぀ねに成長を続けおいくこずが重芁ずなりたす。

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デザむンシステムずは

このシステムはデザむンの抂念、原則などをたずめたドキュメント、それらを具䜓的なデザむンに萜ずし蟌むためのパタヌンラむブラリ、ガむドラむンテキスト、スタむルガむドなどの通垞のドキュメントだけでなく、䞀般的なコンポヌネントの再利甚可胜なコヌドやその他の時間節玄のデザむンアセット資産などのより技術的な支揎も含たれいたす。

簡単に説明するず、デザむンシステムは「プロダクトの党䜓的なデザむンを定矩する」ために必芁な䞻芁な暙準化されたドキュメントのマスタヌコレクションです。

ここで泚意しおいただきたいのは、パタヌンラむブラリ、コンポヌネント、たたコヌドだけでは、デザむンシステムずしお完成したずは蚀えないずいうこずです。デザむンシステムには、スタむルガむドや、トヌンオブボむスなどずいった芏則も含たれおいるべきです。

倚くの堎合、UIコンポヌネントのラむブラリはデザむンシステムの䞭栞ず芋なされたす。デザむンシステムを制䜜する堎合スケヌラブルで柔軟性があり、安定しおいたすが、完党に保守可胜な゜ヌスを構築するこずが倧切です。

そしお 

デザむンシステムの真の矎しさは、これらの領域のすべおのコンポヌネントがすでに最適化およびコヌディングされおいるこずです。 

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デザむンシステム構成芁玠

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デザむンシステム
、パタヌンラむブラリ、たたスタむルガむドずいう甚語は同じ意味で䜿甚されるこずがよくありたす。3぀の抂念は関連しおいたすが、たったく同じずいうではありたせん。

たずは定矩を明らかにしおしお、コンセプトがどのように関連しおいるか、そしおそれらを䜿甚しおより良いプロダクトを䜜成する方法を孊んでいきたしょう。

たずは定矩をはっきりさせたしょう。

→ デザむンシステム
デザむンの基準やドキュメント、原則に加えお、基準を達成するためのUIパタヌンやコンポヌネントなどのツヌルキットをすべお備えたものです。

→
パタヌンラむブラリ
パタヌンラむブラリはFigmaやSketchのシンボルずアセットのセットなどのこずで、デザむンシステムのサブクラスで、これは、党䜓で䜿甚するためのデザむンパタヌンのセットずなりたす。

→ スタむルガむド
デザむンシステムのもう1぀のサブクラスであるこのドキュメントは、デザむンシステム自䜓に぀いお説明しおいたす。プロダクトの倖芳ずフィヌリング、UIパタヌンの䜿甚䟋、正しい掻版印刷のスケヌルなどの党䜓像を指したす。スタむルガむドは、デザむンシステムの䞀郚にすぎたせん。

デザむンシステムのメリット

デザむンシステムを䌚瀟に組み蟌むず、さたざたなメリットがもたらされたす。

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→ 時間の短瞮ができる
デザむン芁玠を均質化されたコンポヌネントに分割するこずにより、デザむンシステムはプロセス党䜓をより効率的にしたす。蚈画、デザむン、テスト、コヌディングはすべお合理化され、無駄な時間を削枛したす。

→ UXず顧客満足床の向䞊
暙準化されたコンポヌネントによっお、より䞀貫したルックフィヌルが生たれたす。たたデザむン・システムを䜿うこずによっお、すべおのプロダクトが顧客が奜むUX芁玠のみを䜿甚するこずを保蚌できたす。

→ より良い内郚コミュニケヌション
デザむナヌ、プロダクトマネヌゞャヌ、゚ンゞニアの間で䞀般的なベヌスずコンポヌネントを共有できたす。暙準化されたドキュメントずしお、デザむンシステムは誀解の量を最小限に抑えたす。

→ すべおの補品にわたる䞀貫性
すべおのプロダクト、アプリ、サむトに䞀定レベルの卓越性を持たせるこずができたす。同䞀のコンポヌネントを䜿甚するこずにより、すべおのプロダクトに䞀貫した品質ず䜿い慣れた䜿いやすさを提䟛したす。

→ バヌゞョン管理の問題が枛少
異なるプロダクトで同じバグを曎新するず、時間がかかるこずは蚀うたでもなく、煩わしいものになる可胜性がありたす。デザむンシステムでは、䞀床曎新するず、すべおのオカレンスにデヌタが入力されたす。

💡オカレンスずは本来のあるべき姿からはずれた行為や事態の発生を意味したす。 

デザむンシステムは、すでにそれらを実装しおいる䌁業にずっお明らかな利点であり、数幎以内にそれらが暙準になっおいくず思われたす。

スタむルガむドやルヌルガむドラむンなどのテキストドキュメントは、正確にコヌド化されたコンポヌネントではありたせん。これらのドキュメントを含めるず、デザむナヌが抱える可胜性のあるすべおの障害をカバヌする包括的なリファレンスガむドが䜜成されたす。

では、どのようにしおデザむンシステムをデザむンし、その利点を掻甚できるでしょうか簡単なステップでその方法をご玹介いたしたす。

デザむンシステムの䜜成は、倧芏暡な䜜業である必芁はありたせん。耇雑さや時間の浪費を理由に、先延ばしにするのは避けたしょう。今から取り組みたしょう。

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Step1既存のコンポヌネントを監査

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→ UIむンベントリを䜜成する
最初に、珟圚むンタヌフェむスで䜿甚されおいるすべおのデザむンパタヌンをリストアップしたしょう。

耇数によるプロゞェクトの堎合、チヌムを線成し、プロダクトで利甚しおいるUIコンポヌネントのスクリヌンショットを集めたしょう。ナビゲヌション、フッタヌ、ヘルプペヌゞやツヌル、アプリなど プロダクトのすべおのプロパティを確認しおください。プロダクトのデザむンコンポヌネントをすべお集めお、Miroや、Googleスラむドなどでたずめおチヌムで共有できるようにするのも倧切なプロセスです。

この䜜業は、UIコンポヌネントを现分化するこずを目的ずしおいたす。现分化されたコンポヌネントを集めるず、倚くのデザむンの矛盟が発芋されるこずでしょう。どれだけ倚くの異なるボタンスタむルや文字テキストサむズが実装されおいるこずに’驚かされるこずでしょう。

Step2他のデザむンシステム、たたツヌルの研究

すでに玠晎らしいデザむンシステムがいく぀も存圚したす。それらをガむドずしお䜿甚したしょう。これらの優れたデザむンシステムからベストプラクティスを取り出し、コンテンツをどのように敎理しお衚瀺するかを確認お芋おください。

→ IBM
→ Atlassian
→ Ant Design
→ Shopify
→ Bootstrap

たたデザむンシステムツヌルを決めるこずも倧切です。
バヌゞョン管理、ブランディングのカスタマむズなどの機胜も備えおいお、既存のワヌクフロヌに統合できるツヌルを芋぀けるこずが倧切です。

uxtools.coによっお䜜成されたツヌルで、さたざたなデザむンシステムツヌルずその機胜を比范できたす。䞀般的に䜿甚されおいるFigma、Sketch、 XDの他にもInvision DSM、Lingo、Zeroheightなどのさたざたなデザむン・システム・ツヌルを詊しお、ニヌズに最適なツヌルを決定できるようにしたしょう。 

Step3コンポヌネントを䞀芧衚瀺

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他のデザむンシステムを調べた埌、必芁なパタヌンずコンポヌネントをリストアップしたしょう。これにより、レビュヌが必芁なものの抂芁がわかりたす。

デザむンシステムの蚈画、構築、および拡匵に圹立぀オヌプン゜ヌスのチェックリストがあるので参考にしお芋おください。

こちらのチェックリストに基づいお制䜜されたFigmaのファむルもありたす。
https://www.figma.com/community/file/875222888436956377/Design-System-Checklist

Step4タむムラむンを蚈画

次に、Step3に基づいお、タむムラむンを䜜成したしょう。

これにより、クラむアントずデザむンシステムに関係するすべおの人が進捗状況を垞に理解できたす。たたリ゜ヌスの割り圓おを簡単にするこずができたす。ここでのポむントは最初にタむポグラフィ、配色カラヌ、レむアりトなどのパタヌンは最初に決めるこずです。これらは他のコンポヌネントの基瀎ずなる基瀎を築くためです。

Step5コンポヌネントを調査、シンボルを䜜成

たずはベヌスずなるものを定矩し、プロダクトの進化に合わせお他の郚分も远加しおいきたしょう。

→ デザむンの原則を確立する
包括的なデザむンシステムを䜜成するには、最初にデザむンの原則を確立するこずが倧切になりたす。最初のステップでは、基本レベルの芁玠を定矩付けしたしょう。タむポグラフィ、配色カラヌ、レむアりトグリッド、スペヌスなどのデザむン芁玠は、ナヌザヌむンタヌフェヌスの基本的な構成芁玠です。

→ カラヌパレットを䜜成する
パレットを䜜成し、その呜名芏則を決めたしょう。
私がある䌁業のデザむンシステムの制䜜に携わった際に、ニュヌトラルカラヌず呌ばれる黒、癜、グレヌずいった色みの無いグレヌが、100皮類以䞊存圚するこずに気が付きたした。これらも党お統䞀されるべきです。

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→ タむポグラフィのスケヌルを決める
既存のスタむルに合わせおスケヌルを最適化するこずもできたすし、黄金比やメゞャヌセカンドを䜿甚しお調和のずれたスケヌルを構築しおも良いでしょう。スケヌルを決めるずきは、フォントサむズだけでなく、倪さや行間隔などのプロパティも蚭定するこずを忘れないでください。

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行間隔行間隔に぀いおは、テキストを配眮するずきにグリッドレむアりトの4ピクセルの基本単䜍を䜿甚するこずをお勧めしたす。 垂盎リズムを蚭定するずきは、ベヌスラむンからテキストの各行の間の距離を枬定したす。

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→ アむコンラむブラリなどのスタむルを実装する
UIむンベントリにあるどのアむコンをデザむンシステムに含めるべきかを決め、実装を暙準化したす。

→ 最初のパタヌンを構築し始める
これは決しお終わらないタスクです。パタヌンは、垞に実際の補品を正しく反映しおいるか、近い将来の補品のあるべき姿を反映するべきです。

→ コンポヌネントを定矩しよう
コンポヌネントずは、ナヌザヌむンタヌフェヌスの機胜的な郚分を指したす。コンポヌネントは、デザむン芁玠で䜜成され、さたざたな方法で組み合わせ、構成されおいたす。

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Step7デザむンシステムを実装

グロヌバル・゚レメンツのコンポヌネント

→ ボタン
→ ピル
→ タブ
→ 入力フォヌム
→ テヌブル
→ ツヌルチップ
→ モヌダル
→ ダむアログ

各コンポヌネントの耇数ステヌトの远加を忘れないようにしたしょう。

ステヌトずは
ステヌトずは、ある芁玠が、状況に応じおずり埗るさたざたな圢態のこずです。ボタンはUIの䞭で最もむンタラクティビティの高い芁玠のひず぀であり、いく぀かのステヌトを持぀こずが普通です。

デフォルト: 操䜜は行われおいないが、操䜜可胜な状態のボタンの倖芳。
ホバヌ: マりスカヌ゜ルがボタンの䞊に眮かれた状態を衚す。
デスクトップ向けのデザむンに特有のステヌトで、モバむルデバむスでは通垞サポヌトされおいたせん。
フォヌカス: アクセシビリティにずっお重芁なステヌトです。このステヌトに泚意を払わないスタむルが倚く芋られたすが、タブを䜿っおりェブサむトをナビゲヌトするナヌザヌにずっお、ボタンを匷調衚瀺するには欠かせない芁玠です。
無効: ボタンが操䜜できないこずを瀺すステヌト。

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これらの芁玠が定矩されデザむンし終わったら、それらを組み合わせおテンプレヌトを䜜成したしょう。

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Aバックグラりンド・キャンバスの背景色
Bデフォルトのフォアグラりンド・プラむマリテキストの色
C二次テキストの色
Dブランドの背景・プラむマリボタンの背景色
Eブランドのフォアグラりンド・リンクテキストの色

→ スタむルガむドを䜜成しよう

デザむンシステムを䜜成するずきは、デザむン芁玠、コンポヌネント、テンプレヌト、およびデザむンパタヌンに぀いおの考え方や具䜓サンプル䟋を、文曞化するこずが䞍可欠です。

このスタむルガむドには、指針ずなる基本原則やコヌドスニペットも含めるこずができたす。

💡コヌドスニペットは、右クリック メニュヌ (コンテキスト メニュヌ) コマンドたたはホット キヌの組み合わせを䜿甚しおコヌド ファむルに挿入できる、再利甚可胜なコヌドの小さなブロックです。

→ スタむルガむドに含めたい事項

→ 導入ガむドラむン
→ Dos & Don’ts
→ コヌドスニペット

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たずめ

デザむンシステムは、プロダクトやチヌムに合わせお適応し、進化しおいくべきです。デザむンシステムはあなたのペットのように考えるべきです。぀ねに成長を続けおいくこずが重芁ずなりたす。

参考資料

私も、色々勉匷䞭なので、皆さたの、ご意芋・ご感想をお聞かせください。お読み頂きたしお、ありがずうございたした。

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メルボルンを拠点にプロダクトデザむナヌずしお働いおいたす。 䞻にデゞタル・プロダクトの制䜜に携わっおいたす。


この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか