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「求人タイトルのシズルが採用成功の時短になるんです編」 N1採用#5 求人票開発

トラックレコード野崎です。
弊社は「企業の面白いを届ける」をビジョンとした採用支援事業「TECH HIRE」を展開しています。NHKさん、クックパッドさん、モノタロウさんなどのエンジニアをはじめとしたハイクラス人材の採用業務を支援しています。

この度、弊社の活動を通して導き出した手法「N1採用」の方法論とツールをまとめたキットを公開することにしました。開発途中・現在進行形で変化をしている段階ではありますが、多くの方に試していただくことで、改善速度を早めることを目的にしています。

↓本キットの利用申し込みはこちら↓

このnoteでは「N1採用」のツールの使い方を全9回予定でご紹介します。

1. 全体像の紹介 → 記事はこちら
2. ペルソナ → 記事はこちら
3. メッセージ設計 → 記事はこちら
4. 行動計画設計 → 記事はこちら
5. 求人票開発 → 記事はこちら
6. スカウトテンプレート開発 → 記事はこちら
7. 候補者ピックアップ → 記事はこちら
8. スカウト送付と活動・評価ログの収集 → 記事はこちら
9. PDCAのマネジメント方法 → 記事はこちら

ということで、今回は第5回の「求人票開発」についてご紹介します。

求人票開発のステップで伝えたいことは1つ

求人票開発のステップで絶対に伝えたいことはこの1点で、これさえインプットいただければ、もう以下のページはスキップでOKです。
空いた時間でバタークッキーでも焼きましょう。

① 求人タイトルのシズルにこだわる

シズル(sizzle)とは、揚げ物や肉が焼ける際の「ジュージュー」と音をたてる意味の英語で、そこから転じて、購買意欲を喚起する手法を意味しています 引用元

求人票で重要なことは、相手にもとめる業務や相手にもとめる要件を具体化することだけではありません。その求人に就いた時に求職者が得られるリターンが伝わることが重要です。
そこでもっともこだわってほしいのが求人タイトルです。

この求人タイトルが非常に優れた求人票として記憶に残っているのが「NetflixのJapanの編集長ポジション」です。
人気企業という点が後押ししてるのは間違いないのですが「編集長」という言葉に込められた表現が責任と権限と仕事の範囲をたった一つの言葉で表しています。

引用:https://inquire.jp/2018/10/30/netflix-want-editor-in-chief/

ここで注意していただきたいのは「肩書き名」が重要です!ということを言いたいわけでありません。
言いたいことは、求職者に提供できる「リターン」が相手に伝わるような表現にすることです。

候補者にとってわかりやすく・魅力的な求人タイトルをつくることは自己応募だけではなく、スカウト、エージェントなどの様々なシーンにレバレッジが効きます。

結果的にそれぞれのチャネルの応募数が増えることで、ポジションを充足させるまでの時間短縮につながります。

事例紹介

ここで実際に求人タイトルでリターンを表現している事例を2つ紹介します。

1.LayerX 社

「新しい技術領域」の「立ち上げ」のリターン提示
https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/pages/77380

2.モノタロウ 社

「大規模サービス」*「業務領域」による仕事の面白さのリターンを提示
https://open.talentio.com/r/1/c/monotaro/pages/54536

LayerXさんの場合は元の素材が強いという側面もありますが、トレンドな技術領域*0-1の立ち上げロールという魅力が伝わる表現になっています。

またモノタロウさんの場合は「アーキテクト」と書くだけではなく、規模感と領域を記載することで、一文でそのポジションがもつ期待や役割や業務的な難易度なども伝わる表現になっているかと思います。

このようなシズリをつくるための手順は
1. ペルソナ別に設定したリターンとそのエビデンスを再確認
2. リターンの中でも候補者のニーズが高く、競合他社より優位なリターンを選定
3.リターンを短い言葉に置き換えて、求人タイトル上で表現
(言葉の案が思いつかない場合はChatGPTに頼るのも一つの方法です。)

このような順序の作業となるので、やはり基本のペルソナやリターンの開発が丁寧にやることが大切です。

ChatGPTの利用例

モノタロウ社で公開されている求人票を基にタイトル案作成を依頼した結果の一例になります。これがそのまま活用できるわけではありませんが、業務内容の情報が充実していることで、タイトル開発のヒントを得ることが可能になります。

依頼内容
回答結果


N1採用キット「求人票開発」でできること

ではN1採用キットの紹介に移ります。できることを3点にまとめると

  1. テンプレートを基に簡単に作成できる

  2. 必要な項目を定義済みなので、埋めるだけで魅力的な内容にできる

  3. セルフレビューのステップを設けることで、品質を担保できる


では利用手順について解説します。

1️⃣ 求人票シートに沿って、採用ピッチ資料、採用サイト、既存求人票などのオープン情報を材料にして、必要情報を入力します。
(またこの際求人票のすべての記入情報は、今後スカウト文でも活用することを考慮し、箇条書きで作成してください)

必要項目と入力例がセット済み

2️⃣ 求人票の項目別評価チェックシートを用いて、情報の有効性を以下3段階で評価して、評価結果を求人票に入力してください。△の場合も利用は可能ですが、早期改善するようにしてください。

○:具体的な情報もあり、利用可能
△:具体性に課題あり、要改善
X:記載されている日本語・事実情報に疑義がある

セルフレビューで自律的な品質改善


3️⃣ 有効性が低い情報は採用責任者への入力依頼・ヒアリングを行ない情報をアップデートしてください。

本キットの利用申し込みはこちらから


お知らせ

弊社の現在のビジネスは、Slackアプリ「Colla」と採用支援サービス「TECH HIRE」です。採用支援サービスは、高度デジタル人材(エンジニア等)を採用したい企業を対象として、上流から実行までの採用活動を請け負うサービスとなっています。


自社で採用活動をやり切るのが難しいという方は、ぜひご相談ください。


人材も絶賛募集中です

また当社で働いてみたいという方も、ぜひご連絡ください。

「企業の面白いを届ける」をリードする事業開発ポジション(正社員)
https://www.trackrecords.co.jp/techhire/role-expart

N1採用のクライアント案件をリードするPM人材(正社員・業務委託)
https://www.trackrecords.co.jp/techhire/pm

エンジニアとしての業務・採用経験をもつロールエキスパート(業務委託)
https://www.trackrecords.co.jp/techhire/role-expart



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