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プロポーズについて。

私は疑問に思っている。
プロポーズは男性がするもので、それには雰囲気を盛り上げる演出や言葉が必要という、主に女性の考え方に対して。

20代の頃から、「プロポーズされた」という話で仲間の中で話が盛り上がった事は何度かある。
ただ実際よくよく聞いてみるとプロポーズを【された】のではなく、プロポーズ【させた】パターンが多い。というよりそれしか聞いたことがない気が。

個人差はあるが、いわゆるお付き合いが始まってから数ヶ月~数年経つと、結婚を意識し始めた彼女達は相手にそれとなく匂わせる。それに対してイマイチ食い付いてこない相手に痺れを切らして「どう思ってるの!?」となる。
別れるか結婚かという2択を迫り、プロポーズ【させた】タフな女もいた。勝算があったんだろうと思う。(彼女も「プロポーズされたの」と言った)


私の場合は、お互い30歳を過ぎてから結婚した。
夫も私も、子どもを持つことを望んでいない。そして体が許す限り仕事をしていきたいと思っている。
堂々と一緒に暮らして、自他ともに認める家族になりたかったから結婚した。
だから理屈っぽいことを言ってしまうと、「結婚してください」と頼まれるような話ではなかった。

不測の事態が起きない限りは、まだ2人の暮らしは何年も続いていく。
その中で、心変わりするかもしれない。
魅力的な人に心が揺らぐかもしれない。
職を失って、金銭的ゆとりが少なくなり人格が変わるかもしれない。

プロポーズするその瞬間においては、その言葉は嘘ではないのかもしれない。
でもね、先は長いんだよ。これから先、どうなるかわからないんだよ。言ったことに対する責任が、とかそういう話ではない。未来の不確かなことに対する、不確かなその「お決まりの言葉」を言うように相手に求めることが、無意味だと思う。

そんなものなくても、思いやりを持って寄り添って暮らしていける人がいれば幸せ。
表面的な言葉や行動にとらわれて、悲しい思いをするなんて、もったいないよ。自分で形にはめて、悲しい思いをしないでほしい。

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