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越境同期との学びが、「成果」は個人ではなくチームで出すという思考に変えた

5年後に組織の中核を担える人材を育成することを目的に、浜松地域を中心に15社以上の企業から次世代のリーダー人材が集い・共に学ぶ『次世代リーダー育成プログラム』。今回は半年間に渡るプログラム(浜松第1期)が修了しましたので、プログラムでの学びや受講後の変化に関して、株式会社システックの杉浦さんに伺いました!

SL事業部 開発部 受託設計課 受託設計係 
杉浦直樹氏

1999年生まれ。高校を卒業後、株式会社システックに入社。現在6年目。
システム・ソフトウェアエンジニアとして実際にプログラムを書きつつ、5人のメンバーを率いるリーダーとして、プロジェクトマネージャーも担う。
株式会社システック採用情報ページ:https://recruit.systec.co.jp/staff/detail.html?id=3127


成果の出し方の認識が変わった半年間

ーー今回の受講が決まった当初の状況や心境を教えてくださいーー

会社から「こんな研修があるから行ってきて」と言われたのがきっかけです。当時はチームリーダーになってから1年経つか経たないかくらいの時期で、正直リーダーとしてある程度やれている自負もありました。そのため受講することになった時の率直な想いは、「今更、リーダーとして新しく何を学ぶの?」という感覚です。

ーー最初はそこまで積極的な参加意欲があったわけではないということですね。では実際に半年間受講してみてどうでしたか?ーー

受講してみて、とても良かったです。特にチームで成果を出すために、メンバーに適切なヘルプを求める”ヘルプシーキング”というスキルを体系的に学べたことは非常に大きな手ごたえを感じます。チームワークが大事だということは様々な本や場所で聞く言葉ですが、体系的にチームワークについて学び、腹落ちさせることができたのは今回が初めてのことでした。

中学・高校で部活動をしていた頃から、自分は抱え込みやすい性格だったため、仕事においても〝自分がリーダー〝だという責任感を潜在的に感じ、色々と抱え込んでいたのだと思います。ただ、ヘルプシーキングを理解して実践することで、適切にヘルプを出すことはチームの成果に繋がるということを実感できました。今では「どうしてこれまでヘルプを出していなかったんだろう?」と疑問に思います。

答えから判断軸を提示するリーダーへ

ーー杉浦さんのチームへの考え方が変化したことで、ご自身のマネジメントするチームにも変化が表れていますか?ーー

各メンバーが以前よりも主体的に動いてくれるようになったように見えるため、変化が表われていると感じます。

自分は今までメンバーに指示を出すときに、答えを教えることが多かったですが、チームで成果を出すために必要なことへの認識が変わったこともあり、今は考えるための判断軸を提示する方法に変更中です。結果として各メンバーが、主体的に動ける範囲が徐々に広がっていると感じています。

またメンバーに対して思考の判断軸を提示する時には、研修で学んだロジカルシンキングも役に立っています。ロジカルシンキングを使い、解くべき問題(イシュー)に対して、何を枠組みとしてメンバーに提示するべきか、明確に抑えられるようになってきていると感じます。

論理思考の起点『イシュー』

現在悩んでいるリーダーへ

ーーチームへの認識変化がチームメンバーの行動変化にも繋がっていますね。次世代人材育成プログラムを杉浦さんがお勧めするならどんな人でしょうか?ーー

これから組織でリーダーを担っていく人はもちろん、既にリーダーを担っている人には特にお勧めしたいです。リーダーをやっていて大変だと感じることがある人には、なおさらお勧めできます。

自分もリーダーを務めることが大変だとは思いつつ、リーダーという役割をある程度担えている自負もありました。しかし改めて体系的に学ぶことで、業務効率が上がるのと同時に、大変だと思っていたことも解消することができたと思います。

ーー最後にひとこと、お願いします。ーー

自分と同じ立場、似た悩みを抱える仲間と出会えたことが、何よりも参加して良かった点だと思っています。リーダーとして悩んでいるのは自分だけではないという気付きもありました。また年上の仲間(先輩)の方も沢山いらっしゃったため、色々な視点が得られたことも良い学びの機会でした。

上長からのひとこと

ーーこの半年での変化。上長の山岸さんより。ーー

研修を受けてから明らかに行動が変わったと感じています。本人のコメントにもありますが、一人で抱え込んでしまう傾向があり、あまり相談もなかったのですが、最近は悩んでいるときはしっかりと打ち明けてくれるのでアドバイスもしやすいです。

また、プロジェクトのメンバーを「一緒に対応していく仲間」として仕事を分担出来る(任せる)ようになったと感じています。その分担も、丸投げではなく、その人の特徴(能力や性格)に合わせて割り振ることが出来ていると思います。

ーー杉浦さん、山岸さん、ありがとうございました。ーー


あとがき

いかがでしたでしょうか?

学びを通してチームに対する認識を変え、実際に行動に繋げている姿は研修の意義を感じる嬉しい変化であり、何よりも尊敬の念を覚えます。

次世代リーダー育成プログラムは2023年秋より、浜松第2期が開催されています。次世代のリーダーを担える人材が会社の枠を超えて育まれる、そんな地域を目指してまいります!

インタビュアー|Haruna Yoshida
ライティング|Kanaru Nagaoka、Haruna Yoshida


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