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サンクションしないと気が済まない人たちの心理状態

こんにちは、管理職リーマンのノジです。

今回は「サンクションしないと気が済まない人たちの心理状態」というテーマ書いていきたいと思います。

毎日話題が尽きないんですけれどもコロナの件で、本当にみんな大変な思いをしているという風に思います。

特に航空関係・旅行会社・ホテル・飲食業・ライブハウスなどで働かれている方々は、毎日毎日気が休まらないそんな精神状態なんではないかと思います。

そんな最中に、緊急事態宣言で自粛の要請があって
いろんな工夫をしながらも、とにかくお店を存続させようと知恵を絞ってあれやこれやと背策を打って戦っているお店に対して

誹謗中傷の張り紙を貼ったり、いらずら電話をしている輩が多く出ているというニュースを見てですね、心を痛めております。


自粛警察って言うんですかね、今すぐお店を閉めないと警察に通報しますとか言うみたいですね。ちゃんと都が定めたガイドラインに沿ってやっているお店などに対して本当に酷い話だなと思います。

こういう人達っておそらく自分は守っている、なぜお前は守らない、と言う心理だと思いますが

自分は守っているんだから「ズルをしている」誰かを許せない。実際はズルじゃないんですけど
だから、そんな相手には自分がどんな暴力を振るっても何をしても許される。と思っているわけです。

で、そんな心理状態によって実行に移される行動を
英語で「サンクション(制裁)」といいまして、学術的な用語としても用いられています。

このサンクション状態になりやすいのは高齢者が多いみたいです。

サンクションが、年配の方に多いと考えられるのは、加齢によって前頭葉が持っている抑制機能が低下してしまうことにより、最低な振る舞いを起こしてしまうそうです。

この前頭葉の機能は一度低下してしまうと、また高めるということが難しいそうです。

あとテストステロンの分泌量が多い人ですね。

テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋肉をつける為に必要なホルモンのことですね。

テストステロンの分泌量が多い男性は前頭葉が担っているブレーキ機能が弱くなっているようで

外的な要因に対して感情のブレーキが効かず、心ゆくまで他者を攻撃してボロボロに傷つけて快感を覚える、ということをやめられなくなるそうです。

DVを繰り返す人に見られる心理的状態でもあり、似たような感覚だと思います。

「先にルールを破ったのは相手だから、どんなに制裁を加えようがかまわない」

「こちらの気分を悪くさせたあなたを許しがたい(謝罪しろ!)」という、認知の歪みが生じるのです。

これは普通の人なら理解に苦しみますが、ごく一般的に起きていることです。

客観的に見れば、誰かを制裁するというのは、リスクがありますし
行き過ぎれば、警察沙汰になって逮捕されて法の裁きを受ける損な行動なので
サンクション制裁に掛かる「労力」と「時間」というコストを考えれば
普通ならやらないし、そんな状態になっても一歩たち止まるわけですけど

ではなぜ、人はサンクションをしたくなるのか。
神経伝達物質のドーパミンが分泌されることによって得られる快感がそうさせてしまう。

前回の双曲割引でもドーパミンの作用の話をしましたが
ドーパミンが出ると快感を得られるので、もう一度味わいたいと言う欲求が強くなって、またあの時の思いをしたいと、依存症のようになってしまうんですね。

今、お店を攻撃している人達は、コロナの影響で何かしら自分の仕事とか生活に影響が出てそのストレスのはけ口として、営業している飲食店とかお店に対して
嫌がらせをすることでドーパミンを楽しんでいるというわけです。

ドーパミン=悪みたいになってしまいましたが
もちろん良いところもあって、学習能力や記憶力と言った面に良い影響を与えますし何かをやり遂げた時の達成感をモチベーションにしてくれる良い効果もあります。

なので、せっかくのドーパミンのパワーを誰かを傷つけることに分泌させても何もならないので。
今すぐそんなくだらないことは止めて、自分を前に向かせる目標に対して、ドーパミンと共に?前に進んでいってもらいたいなーと思います。

今日は「サンクションしないと気が済まない人たちの心理状態」と言うテーマでお話させて頂きました。

お互いに思いやりを持って生きれる世の中にしていきたいですね。

最後までお読み頂きありがとうございます!

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