著述業としての側面

ソフトウェア開発業あるいはその技術者というのは著述業に似てるのでは?という話は書いたかな。
出版社と作家の関係、著作権と著作物を商う権利のこと、販促やカスタマーサポートの負担者、一次利用・二次利用のことなど大枠で似ている。
「原稿料と印税」については、IT・ICT業界のソフトウェア開発業は出版業に比べて未成熟で整理が十分ではないように思う。
それは「著作物の責任を誰がとるのか、誰が評価の矢面に立つのか」とも密接に関わっているように思うので、契約条件で異なってくるとは思うけれど、どのパターンでどのような収益配分にするのかは常識的な共通概念があっても良いと思う。

身内に著述業を生業にしているものもいて、出版業界の構造がベストだというわけでもないのだろうなあとは思うけれど、それにしてもソフトウェア開発業のそれは「書く側」にとって厳しいように思う。
業界全体の「持続可能性」を考えると、出版業界などを参考にしながら、構造改善に取り組んでいかないとな、と思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?