「都心回帰」と聞いて…

不動産市場では都心回帰が起こっているそうですね。
どういう事情なのかといえば「はたらく環境を整えたい」との由。
どれくらいの投資なのかというと「中古で8000万円」などなど。

それを聞いて「8000万も投資するなら、おそらく都心に住まいを持つよりも大きな収益をあげる投資がほかにある」と思ってしまう私はやはり事業家脳なのだと家人に指摘されて、ちょっと驚きました(笑)
たしかにそうだ。

私個人は自身の暮らし方と収入のことが切り離れてしまっているし、そもそも「事業収益」のことが先に来ていて個人の収入はぜんぜん後回し、むしろ従業員さんたちの暮らし(もちろん報酬も含めて)のことが「事業収益」と対になって思い浮かぶくらいです。

都心回帰する方々には、「はたらくこと」もそうでしょうけれど、子育てのこと、親御さんの介護のこと、日々の買い物のこと、日常の憩いのこと、収入以外にも考えたことがたくさんおありなんだろうと思います。
事業家・経営者も、従業員の方々に「やりたいことを仕事にする」「仕事に従事する時間を豊かな時間に」と願っているので、まさにその思いにかなうことだったのですが…冒頭のように思ってしまうとは…。

立場、環境、そしてその違いから生まれる思想や信条の多様性を、受容した先に、さらに「洞察」することの難しさを感じました。

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