散歩道の秋らしさ 23/11/07

昨夜の雨は物凄かった。雷雨であったと言っていい。昨日はどうも寝付けず、結局2時頃まで起きていたのであるが、丁度そうやって布団の中でゴロゴロしていた時分が一番雨の酷かった時間であったと思う。一度だけパチッ!と電気が消えたりもした。とは言え、私はこの雨が嫌いではなかった。何せ、この雨雲が去った後は気温がグンと下がるという天気予報が出ていたのである。故に、このザアザアという音を聞きながら密かに胸を踊らせて、3時頃になってようやく眠ったのであった。

ところが、そうして迎えた今日は思ったより気温の変化が無い。昼になったらどんどん部屋の気温が上がってゆくのも普段通りであった。それではあのザアザアと降った雨は何だったのかと文句を言いたくなった。しかしまあ、そうして期待を裏切られるのも珍しい事ではない為、さっさと気分を切り替えて、今日という日をどう楽しく過ごすかを考え始めた。今日も何も予定は無い。だが雨は上がったし、夜にプロ野球の試合も無いので、ゆっくりフラフラと散歩がてら例のスーパーまで行って、そのイートインで読書でもしようかしらんと思った。その散歩と読書で、この何も無い日を彩ろうと思った。

そうして例のスーパーまで行き、1時間半程イートインに居座って読書をした後、陽がかなり傾いてきたので帰路に就く事にした。日光の力が弱くなってくるこのぐらい時間ではもうあまり気温も高くない。道中の温度計には18度と表示されていた。相変わらず背高泡立草が背を伸ばして花を咲かせている。しかし、その背高泡立草の様子はここ一ヶ月ぐらい変わらないものの、街路樹の下には俄に落葉が増えているような気がする。ここ一ヶ月程気温の変化はあまり無いが、それでも、ボチボチ季節は進んでいるのだろうと、今日の私はそう思った。秋らしさが少し感じられて、今日の散歩もそれなりに楽しめた。その影響で結局「なんだ、今日も思ったより良い一日だったではないか」と思えるに至っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?