マーケティングの理論を学ぶ【3回目(全14回)】~事業領域の選択~ #マープス
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理論を体系立てて学ぶ14回の連続講座、全14回連続講座の第3回です。
前回の視聴noteはこちら(↓)
『マーケティング戦略』の構成
★このnoteでわかること
事業領域の選択の種類
多角化に至る流れ、多角化の種類
事業領域を意識した企業イメージについて
『マーケティング戦略』事業領域の選択
今日の言葉の定義
ドメイン
マーケティング・マイオピア ※マーケティング近視眼の意
自社のドメインを狭く問えらえて、市場機会を逃すこと
例:1960年代のアメリカの鉄道事業は、鉄道のみ。日本の場合、都市開発やレジャー、飲食、カード事業と消費者の暮らしに事業領域を広げた
(例:日本の鉄道会社)
シナジー(相乗効果)
アンゾフの4類型:「販売シナジー」「生産シナジー」「投資シナジー」「経営シナジー」
■「選択と集中」の難しさ
リスクも集中する
人員整理の難しさ(日本の場合、終身雇用)
人材流出の可能性と新規採用の困難
株主からの反発
日本の場合、バブル期に「経営資源の有効活用」と「リスク分散」の理由で多角化を推進した。バブル後、収益率が低下して、コア事業を残し、「本業回帰」と「選択と集中」を行い、シナジー重視の多角化を行った。
■多角化
◆垂直統合の多角化
本業を中心とした多角化。
川上(原材料調達)、川下(販社やチャネル強化)
◆集約型多角化
本業の経営資源を活用した多角化。
例:味の素
◆連鎖型多角化
多角化の過程で新たな経営資源を獲得しながら行う多角化。
■企業アイデンティティと企業イメージの統合と形成
■企業戦略とマーケティングの関係
※提出義務のない宿題
マーケティング・マイオピアから脱して、ドメイン拡張している企業を見つけよう。 ※テレビCMなども参考に
例:RIZAPグループは「人は変われる。」
人が変わりたいと思える領域は、対象になる。
まとめ・感想
今回は、企業の事業領域の展開、事業領域の拡大についての概要、そして、その新たな事業領域を含んだ企業イメージの作られ方の概要について確認することになった。うまくいっている企業例が多い印象は、本業の経営資源、コアとなる資源を活用する多角化だが、事業の多角化が成立するだけでは、十分ではない。企業イメージとして、消費者や社会に伝わらないと、ブランド価値を活かせない。課題にある通り、多角化とその企業イメージがうまくいっている例を意識して探してみよう。
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