『「一生に一度は富士山に登ってみたい」という夢を叶える登山相談会』参加記~親子で0合目からの挑戦への準備
来年(2024年)、富士登山にチャレンジする予定です。
そろそろ本格的に計画しないとなーと考えているところに、登山用のスマホアプリを提供しているヤマップさん(アプリ名『YAMAP』)から、イベント案内のメールが届きました。これは無理してでも参加しなきゃ、ということで先週土曜、『「一生に一度は富士山に登ってみたい」という夢を叶える登山相談会』に参加してきました。
開催概要
日時:2023/05/27 (土) 17:30 - 20:30
場所:ビジョンセンター西新宿
参加チケット:¥1,800
参加した結果、富士登山について、一気に見通しよくなりました。
私の富士登山経験
現在、40歳代後半です。20歳代の後半、高校の同級生で同じサッカー部だった友人と二人で、富士山に登ったことがあります。
富士山の山頂の浅間大社付近で御来光も拝みましたし、3,776mの剣ヶ峰にも行きました。噴火口の周りを巡るお鉢巡りもしました。もともと一緒に登る予定だった、もう一人の友人に、山頂の郵便局から木の板のはがきを送りました。
この時は、あまり調べもせず、友人と御殿場駅で待ち合わせして、バスで15時過ぎに5合目まで行き、日が落ちる頃に登山を開始しました。7、8時間かけて頂上まで登りました。足が砂状の地面に沈んで歩きにくかった記憶があります。0.5合ごとに休憩、途中、どこかの山小屋の中の雑魚寝できるスペースで長めの休憩をしました。1時か2時ごろ? に山頂に着いて、御来光を待ちました。かなり寒かったですね。ライフはゼロ近くでしたが、動かずにいたら体が冷えるので、体を動かしながら3時間か4時間、日が昇るのを待ちました。御来光を拝んだ後、剣ヶ峰に行き、郵便局に寄りました。理由は覚えてませんが、頂上で友人と大喧嘩して、一人でお鉢巡りして、帰りは別々に下りました。帰りのバスで偶然一緒になり、結局、仲直りもうやむやにしたまま、近くの入浴施設で一緒に汗を流しました。装備は、割と軽装だったと思います。寒いことは聞いていたので、スキーウェアを持っていってよかったなという感じでした。
なんだ、経験者なのか、大丈夫そうじゃない?!
いやいやいや、富士登山は、来年、一年後に小5になる息子と登ろうと思っているんです。
息子と登る懸念
もっと若く、おさなくても、富士登山する人がいることは知っていますが、高山病などの体の負担を考えると、早くても小学校の高学年がいいかな、と考えていました。そして、小6には、受験することになりそうです。そうなると小6の夏は、登山どころじゃないでしょう。中学になると、友人や学校が優先されるでしょう。お父さんと登る富士登山の機会は、来年の一回だけになるかもしれません。
富士登山することは、お互いに合意していますが、年に数回、低山を登る程度です。寄り道も、休憩も多いので、通常の目安時間通りに登れることはありません。登山道に書いてある目安時間の倍かかることもよくあります。
そして、、、もう一つ、大きな懸念は、息子は、麓(0合目)から登りたいという希望を持っていることです。
今回のイベントも、五合目から登ることを前提にしていますので、どこまで自分の計画に役立つ情報が知れるか、不安を抱えつつ、参加しました。
イベントで得られた情報
そうはいっても、富士登山の情報は必要です。
イベントは、アイスブレイクの意味合いもあってクイズから始まりました。
今後、同様のイベントをやることもあるので、ネタバレ禁止ということでしたので問題には触れませんが、常識的な問題、富士登山に役立つ実際的な問題のほか、豆知識、うんちく的な問題もありました。富士登山経験者には、当たり前であろう、コースの特徴をまったく知らないことが露呈しましたね。
登山コース
最短の富士宮コース、距離が長い御殿場コース、自然を感じる樹林帯のある須走コースなどがあります。私は、以前、須走コースで登ったはずです。
おおまかにコースを選ぶには、上記の写真情報だけでもよいかもしれませんが、コース選びには、以下の記事も参考にしてください。
プランの紹介
多くの人には大変役立つ具体的なプラン紹介もありました。
私にとっては、0合目からではなく、足の遅い小学生と一緒なので、五合目以降のプランはあくまで参考として。
プランは、御来光を見るか、見るならどこで見るか、剣ヶ峰に行くか、どういうルートにするか、その辺から、決めていくことになりそうです。
山小屋情報
多くの人が知りたい情報として「山小屋」があります。すでに、今年の土日は満室になっている日もあるとか。計画を立てる時、まずは山小屋をおさえないといけないようです。でも、土日に登るのではなく、それこそ「一生に一度でいいから登りたい!」と思うのであれば、平日休みを取って行くことをおすすめされていました。混雑度合が全然違うそうです。息子と二人の登山ですが、この提案には従って休みを取りたいと思います。
山小屋マナー、山小屋の過ごし方
夜中、リュックの中身を漁る時、ガサガサというビニール袋の音がうるさいことがあるそうです。音がしないスタッフバックというものが、おすすめだそうです。
自分が過ごしやすくするためには、耳栓は必須。山小屋の中で、探しものをするためにヘッドライトを使う人がいるので、気になる人はアイマスクもあったほうがいいということでした。
登山装備
日焼け、砂対策などの説明がありました。
砂の記憶は、目に入るとかというより、とにかく足を取られて、全然前に進まなくてつらかった記憶があります。
ヘッドライトがないと夜歩けないですよね。以前登った時は、購入したのか、借りたのか覚えてませんが、あまり性能がよくなく、ちゃんと照らしてくれなくて、難儀したことを思い出しました。
そして、一番重要なのは、防寒です。頂上、しかも御来光を見る明け方は、真冬の気温です。私は、20年近く前、スキーウェアを持って行きました。あと、サングラスも、スキー用だったと思いますね。
装備、結構大変ですね。でも、30Lくらいの容量のバッグで大丈夫ということでしたので、ちゃんと整理すれば、荷物はほどほどにできるかもしれません。そうは言っても、お金がかかりそうです。。
で、出費をおさえてくれるサービスがYAMAPにありました。もちろん、ヤマップさんのサービス紹介でしたが、実際に、全部購入していてはキリがないので、借りれるものはこちらで借りようかと思いました。
あと、スマホのバッテリーは、ちゃんと持っていきましょう。というお話しでした。山小屋では自家発電していることが多く、電気はとても貴重です。充電させてもらえると思わないほうがいいそうです。
あと役立ちそうな情報として、ボトルを持っていくといいそうです。水は買えますが、その場でボトルに移してペットボトルは店に返却すれば、荷物が増えません。
登山ペース
一緒に登る人がいる場合、一番、遅い人に合わせることが基本だそうです。ちょっと歩いてみて、遅い人を前にして、歩くことになるそうです。
高山病対策
・前日はしっかり寝る(睡眠不足は大敵)
・眠ったまま高度あげない
睡眠時は、呼吸が浅いそうです。バスで五合目まで行く場合にも、麓で起きて、順応したほうがよいとのことでした。
・五号目についたら、五合目で1、2時間高度順応する
・こまめに水分とる
血液の循環がよくないと起きることでもあるので、普段、トイレに行きたくなくて、水分を摂らない人でも、しっかり取ってくださいということでした。
その他、 ゆっくり登る、呼吸を深くする、体冷やさない。ご飯を2倍噛む。しっかり噛めば、胃腸で使う酸素量を減らせる、というアドバイスもありました。
高山病になってしまったら?
高度を下げるの一択だそうです。ひどくなると歩けなくなるので、登ってしまったら取り返しがつきません。少しずつ高度を下げるしかないそうです。軽度の場合は、座って水分取って様子見でもいいかもしれないそうです。 酸素缶はあまり… 効果ないということでした。酸素缶は、10分間、吸い続けないと効果がないそうですが、1缶は4,5分でなくなるので、1缶じゃ全然足りないそうです。じゃ、たくさん持って行けるかというと現実的ではないですよね。
一緒に登る人に高山病の疑いが出た場合、「私は大丈夫だから、みんなで登って」という場面が起きがちですが、高山病の疑いがあって、具合が悪い人を決して一人にはしないで! ということでした。降りれなくなるかもしれないですしね。複数人で登る予定の方は、しっかり頭に入れておいて欲しいですね。
あと、聞きそびれましたけど、コロナ禍で利用されていたパルスオキシメーターで確認できるのでしょうか?
撤退基準
ツアーの場合、雨でも登ることが多いそうですが、それでも1時間5mmを超える降水量だと撤退になるそうです。 風速は平均2桁いかないくらい。 現場判断難しいので、山小屋に聞いてみてもいいかもしれないということでした。 できれば、富士登山の前に、雨の日の山に登って、経験しておくことがよいそうです。雨に限らず、普段の登山で、撤退や判断基準を作っておくことがいいそうです。そっか普段の登山経験が活きるわけですね。
トレーニング
これは、子どもと登る時にも、直接参考になる情報でした。「距離」と「荷物」に慣れることが肝要なようです。持久力と脚の筋肉をつけることも大事だということでした。息子と私は、来年に向けてスクワットを日課にしないといけないようです。息子はスイミングに通ってるようなので、持久力は、そちらにお願いしましょう。私は、もっと普段から歩くところから。
トレーニングにおすすめの山紹介
これは、嬉しい人が多いんじゃないでしょうか! 本格的に険しい山に登る人にはあまり必要ないかもしれませんが、ハイキングの延長、私と息子のように、普段、低山にしか行かない人には、途中の目標、トレーニング計画に役立ちます!
息子との登山に必要な情報
息子と富士登山を計画できるのは、来年、小5の時が最後かもしれません。もちろん、息子は、小6の時のことや、中学生以降のことなんか考えてないでしょう。もっともっと父親と一緒に登るチャンスはあると思っているでしょう。個人的には、来年、何とか一緒に登る成功経験をしたいところですが、親の気持ちは脇に置いて、失敗してもいいという気持ちで、チャレンジを優先したいと思います。
ただ、成功もしっかり視野に入れておきたいので、来年、2週間くらいは、有休でおさえようと思います。2泊3日として、3日休みの週を2週作る感じですね。早めに上司に伝えておきます。最初に、0合目から登る過酷さを感じて諦めるのも良し。天候不順で最初のチャレンジでは断念することもあるかもしれません。来年、最大2回チャレンジしたいと思います。
イベント終了後、登壇されていたおひとりのクラブツーリズムの窪田さんを捕まえて、小学生と下(0号目)から登る件について、根掘り葉掘り、質問させていただきました。この質問時間があったので、このイベントに参加して本当によかったと思いました。
コースはどこにすればいいのかわかりませんでしたけど、0合目からの登山は、江戸の頃よりの定番があるそうです。ふもとの浅間神社でお参りをしてから登るコースです。
ペースのわからない子どもと登る不安を話したところ、2泊3日もありなんじゃないか? という提案もいただきました。
山小屋は、やはり今は、混雑があるので、予約必須だそうです。
ただ、平日休みを取る予定なので、計画を立てたら、山小屋に空き状況を含めて、相談したいと思います。
息子と登るという不安がだいぶ軽減されました。
国内登山でツアーを利用する時は、もうクラブツーリズム一択です!
窪田さん、ありがとうございました!
イベント参加の感想
とにかく、登壇者に直接質問できたことが一番よかったことですね。
オンラインだと、終了時間で強制的にイベント終了してしまうことがあるので、登壇者に質問できたことはよかったです。あと、他の参加者と登山について、お話しできたことはよかったです。連絡先交換まではしませんでしたけど、仲間ができた感じもあります。山小屋など、最新情報も年々更新されると思いますので、上記のような情報や、調べた情報に満足せず、参加できる機会があれば、ぜひ、リアルなイベントに参加してみてください。
YAMAPを使って、富士山に登れば、こんなにたくさんのバッチがもらえるそうです。
ヤマップさん、クラブツーリズムさん、ありがとうございました。
おまけ
あとは、これを聴いて、ひたすらにモチベーションを高めたいと思います。
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