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リーダーかスタッフか

A or B → Leader  (A+B)÷2 → Staff

事業経営に哲学を持っていないと、リスクを取って大きく舵が切れない。目の前の課題を一つづつ解決していけば凌げるのは、緩やかな右肩上がりの成長時代のことです。いっとき、「集中と選択」という言葉が流行しましたけが、それがなかなかうまくいかないのは、結局、捨て切れないことなんです。ケチな人ほど退却できないといいます。そんな人の常套句は「いや、でも、あれは利益が出てるからさ、いま止めるのはもったいない」です。ええとですね、それは経営者の視座ではないです。そんな選択は子供でもできます。将来のポテンシャルと哲学を掛け合わせたところに、集中と選択があるのです。(市場性だけで決めないのは重要!)とにかく、決められない上司をもった組織は不幸です。

その人がリーダーに向いているかどうかを見極めるポイントを、以前ある経営者から教えてもらいました。A、Bという2つの案があったときに、足して2で割ったようなディシジョンをするのはスタッフ型の資質。どちらかを選ぶのがリーダーの資質であると。正しいかなんて、わからないときはわからない。でも、決めるのがリーダーたるものだということ。わからないから両方の良いとこどりをしたような中途半端なディシジョンをする人はリーダーには向かないのです。でも、優秀なスタッフがリーダーになってしまいがちなのが日本の会社なんですが。

「上司がファジーだと部下がビジーになる」言い得て妙。あなたの上司は決められていますか?批判するだけなら飲み屋の愚痴です、あなたは決めていますか?決めさせる動きをしていますか?「自分などが言っても」そんな風に思ってないですか?そんなことないですから。決められないタイプの上司が一番嫌がることは、自分が組織をコントロールできていないことが明るみに出ることです。具体的なテクニックはいくつかありますが、それは個々のケースで異なるので、ここでは書きません。

物わかりが良くて部下から慕われる「良い人」だけ、というのも仕事の関係では困りものですけどね〜


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