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#29_【良書】「なぜ僕らは働くのか」を読んで考えたこと

お疲れさまです。りょうたです。

今日は、池上彰さん監修の「なぜ僕らは働くのか」を読んで、とても良い本だと思ったので、紹介したいと思います。

文章だけでなく、漫画のストーリーもあるのでとても読みやすいです。

仕事や人生に悩んでいる人には、とてもおすすめです。

仕事について

そもそも仕事とは何でしょうか?

お金を稼ぐこと?仕方なくやるもの?

この本では、仕事は誰かの役に立つことと書いてあります。

当たり前だと思う人もいるかもしれません。

しかし、どうでしょう。

自分がしている仕事が、誰の役に立っているのか考えたことがあるでしょうか?

僕は、社会人1年目の頃、いや最近までこんなことを考えたことがありませんでした。

ただただ言われたことを一生懸命やるだけでした。

もちろん、一生懸命に働くことは悪いことではありません。

でも、言われたことだけをやっていると、何のために働いているのかがわからなくなって、悩んでしまいます。

なので、仕事は誰の役に立っているかを考えることが大切なのです。

誰の役に立っているのか、わかりにくい仕事もあります。

しかし、どんな仕事も必ず誰かの役に立っています。

それは世の中にあるものは、全て誰かの仕事のおかげで成り立っているからです。

例えば、ラーメンを食べた時、そこには多くの人の仕事が関わっています。

ラーメンを作ってくれた人
ラーメンを運んでくれた人
麺の材料を作ってくれた人
スープの材料を作ってくれた人
ラーメンの器を作ってくれた人
ラーメンを作る鍋を作ってくれた人、などなど

ラーメンを食べるという行為の中に、多くの人の仕事があることがわかります。

なので、あなたの仕事も必ず誰かの役に立っています。

そのことを理解すると、仕事に対する考え方が変わるかもしれません。

仕事と生活について

仕事について理解したところで、次は仕事と生活についてです。

仕事と生活は密接な関係にあります。

会社に勤めている人は、おおよそ一日8時間仕事をしています。

一日の1/3は仕事をしています。

なので仕事は生活にも大きく影響します。

反対に生活も仕事に大きく影響します。

仕事がうまくいかないと、生活もうまくいかない。

生活がうまくいかないと、仕事もうまくいかない。

つまり大切なのは、ワークライフバランスです。

ワークライフバランスとは、「プライベートを充実させましょう!」とか「仕事とプライベートは分けましょう!」という単純なことではありません。

自分の価値観に沿って、自分にとっての最適なバランスを見つけて、コントロールしていくことが大切です。

この世の中にはいろんな仕事があります。

自分のワークライフバランスにあった仕事は必ずあります。

ワークライフバランスを考えて、人生の質(QOL)を上げていくことはとても大切です。

仕事と好きなことについて

よく「好きなことを仕事にしよう」という言葉を聞きますよね?

しかし、好きなことは仕事にしても、仕事にしなくてもどちらでも大丈夫です。

好きなことの活かし方は、仕事にするだけではありません。

好きなことを仕事にすると、嫌になってしまう可能性もあります。

好きな気持ちだけでは、仕事はできません。

信頼や実績も必要になってきます。

なので、好きなことは趣味として楽しむだけでも大丈夫です。

もちろん、信頼や実績を作って好きなことを仕事にしても大丈夫です。

正解はありません。

それと、好きなことがわからないという人もいるでしょう。

僕もはっきりと自分がこれが好きとわかっていることはありません。

でも、それでもいいんです。

まずは嫌じゃないこと、少し興味があることから始めていきましょう。

やってみると、今まで知らなかったことが少しずつわかってきます。

そしてやっていくうちに小さな成功体験を得ることがあります。

成功体験を得ると、それが好きになります。

だから、好きなことがわかっていなくても全く気にする必要はありません。

大人になってからも、自分が何が好きなのか考えていくことは大切です。

まずは、嫌じゃないことからやっていきましょう。

いつか必ず好きなことは見つかるはずです。

仕事と幸せについて

次は、幸せについてです。

どうすれば幸せになるのか?

お金があれば幸せ?

いえ、お金だけでは幸せになれません。

仕事で成功したら幸せ?

いえ、仕事で成功するだけでは幸せになれません。

幸せになるとは、今の自分が幸せであることに気づくことです。

もしかしたら、自分は嫌なことがたくさんあって、全然幸せなんかじゃないと思う人もいるかもしれません。

でも、よく考えてみると、食事ができること、服を着れていること、住む家があること、これは幸せなことではないですか?

残念ながら、世の中にはまともな食事ができない人たちもたくさんいます。

こんなことを言うと、「そんなの当たり前だ」とか、「それと比較しても意味がない」とかいう反論をされるかもしれません。

でも、その当たり前は、実は当たり前ではないのです。

それに気づけると、今、自分が生きていること自体が幸せなことだと理解できるはずです。

しかし、人間は慣れてしまう生き物です。

幸せであることにも慣れてしまい、そして幸せであることを忘れてしまいます。

だから、感謝の気持ちを持ちましょう。

どんな些細なことでも、毎日感謝の気持ちを持ちましょう。

感謝をすることで、今、自分が幸せであることにきっと気づけるはずです。

未来の仕事について

次は、未来の仕事についてです。

YouTuberのような仕事は、昔では考えられなかった仕事です。

このように今は当たり前にある仕事も、昔は当たり前ではなかったのです。

だから、未来の仕事は誰にも分かりません。

働き方は常に変わっていきます。

常識も変わります。

インターネットが普及し、多様な価値観のある社会になりました。

働き方もますます多様になります。

なので、働き方は人それぞれです。

人から常識はずれと思われることもあるかもしれません。

それでも大丈夫です。

常識はずれと思うのも、個人の自由です。

自分の働き方は自分で決めるのです。

正解は世間の常識なんかじゃありません。

正解は自分の中にしかありません。

あなたに伝えたいこと

これまで、仕事、生活、好きなこと、幸せ、未来について色々と話してきました。

最後にあなたに伝えたいことは、「人生に正解はない。だからいろいろやってみよう」です。

人生に正解はありません。

勉強だけやっていても、うまくいかないこともあります。

大事なのは、自分の人生に責任を持って、自分と向き合い、考えていくことです。

普通はこうだという常識に従っているだけだと、自分がわからなくなります。

僕もそうでした。

社会人になるまで、常識に従って、勉強するのが普通、大学に行くのがは普通、就職するのが普通、と自分と向き合わずに生きていました。

学生時代が決して楽しくなかったわけではありません。

でも、自分と向き合わずに社会に出て、とても苦しかったです。

社会に出るといろんな価値観があります。

正解なんてないのですが、否定されることもあります。

自分としっかり向き合えてないと、人生が苦しくなってしまうと思います。

でも今は自分としっかり向き合うことできて、少しずつ前向きになることができています。

楽しかった経験も苦しかった経験も、全てが今の僕につながっています。

挫折はあなたを強く、そして優しくするでしょう。

過去に囚われてはいけません。

今を生きていきましょう。

できなかったことよりも、できたことに目を向けましょう。

どんな人でも無限の可能性があります。

人生に正解はありません。

だから世の中を知って、自分で考えて、そして行動しましょう。

最後に

この本を読むと、自分と向き合うことができます。

そして、前を向いて進む勇気がもらえます。

ぜひ、仕事や人生に悩んでいる人に読んでもらいたいなと思います。

P.S. この本の最後のエピローグは泣けました。

長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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