母の誕生日と最後の正月

退院して4ヶ月、11月は母の誕生日を迎えます。年末は仕事のため、誕生日の週末に帰省しました。
ケーキを買い、お祝いのビデオを撮りました。家の中では支えがあれば歩ける状態まで回復しており、あと左腕が少しでも自分の意思で動くことができれば申し分ない状態です。今から思えば贅沢な望みでしたが、少しずつでも回復してくる母を見るのは嬉しかったです。

次に実家に行ったのは翌年のゴールデンウィークでした。この時には左腕が不自由である以外は、車の乗り降りや階段で介助が必要なものの、杖があれば自力で歩けるまでになりました。
この連休中、家内含め総勢5名で遠出をしました。遠出と言っても日帰りで行けるところです。母が海が好きなこともあり知多半島に行き、海岸線にある店で昼食を取りました。それから、夕方地元に戻って焼肉を楽しみました。この時が家族だけで外食した最後でした。
母と家内が一緒の写真は撮りましたが、全員の写真を撮っていなかったのは後あと悔いが残りました。

退院して1年が過ぎ、母は通常に近い生活に戻りました。仕事の都合で8月下旬に帰省し、父の仕事先のご夫婦含めて昼食を共にしました。
その後買い物に行ってから喫茶店で楽しく会話しました。この時に撮った写真では、父も母もにこやかに写っておりました。
この後しばらくして突然の悲しみが訪れるとは、この時は知る由もありません。

母が退院した年の年末年始は仕事でしたが、翌年のこの年は帰省できました。私と家内はその数年前から年末に伊勢神宮を参拝してから実家に帰省しています。この年に、伊勢神宮参拝に対する2つの情報を入手しました。

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