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農魂-将来と測らんと擬する-

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花瑛農園-コロナによる困窮学生支援と農業体験-と題して、約120日という期間に21回の学生支援と農業体験を開催した。総勢78名のアルバイト学生と共に、土をいじり種をまき苗を植え替… もっと読む
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記事一覧

90日が終わり90日が始まる

10月19日11時から14時の参加者と、冬支度を開始しました。白菜・ニラ・人参・ネギとくれば、も…

中村之菊
3年前
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自治は生存の権威なり

10月11日11時から14時の参加者と、落花生の収穫を行ないました。土から掘り出す人、根から房を…

中村之菊
3年前
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国土有って而る後に人民有り

10月2日11時から14時の参加者と、秋~冬野菜畑作りの作業を行ないました。主には前回作った土…

中村之菊
3年前
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風も生きもの

9月17日11時から14時の参加者と、夏野菜畑を秋~冬野菜畑への作業を行ないました。なぜかはよ…

中村之菊
3年前
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オタマジャクシを育てるために、ごはんを食べる

9月9日11時から14時の参加者と、落花生畑にて夏野菜の最後の収穫と、新たに土作りと苗植えを行…

中村之菊
3年前
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法外の人ーアウト・ロウー浪人の道

8月25日11時から14時の参加者と、夏野菜畑にて土作りの続きをしました。もう何度も来ている学…

中村之菊
3年前
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非科学的な農学

8月19日11時から14時の参加者と、落花生畑にて収穫と雑草むしりをしました。 オクラが育ちすぎています。凶器かってぐらい痛い。この間、トマトはほとんど動物に食べられてしまいましたが、この日は高い位置にあったトマトがギリギリ残っていました。 落花生もこんな感じで掘られてやられていました。 私は微動だにしない。なぜならば、ここに農本主義者達が残す課題のひとつである「共生」というものが存在するからである。農本主義者の宇根豊氏はこう言う。 現代人はただ自分のために稲を栽培し

日出而作、日入而息、鑿レ井而飲、耕レ田而食、帝力于レ我何有哉

8月13日11時から14時の参加者と、夏野菜畑にて今回は収穫をして秋・冬に向けての土作りをしま…

中村之菊
3年前
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夏の畑 ひねもす のたりのたり哉

とはいきそうにありません。コロナ禍で中止も考えましたが、あくまでも学生支援として始めたこ…

中村之菊
3年前
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鏘々作物を販売す

花瑛農園では落花生が順調なので、貴重な生落花生の予約販売を開始しました。 https://kaei-f

中村之菊
3年前
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天地自然に抱かれればいい

7月27日11時から14時の参加者と、夏野菜畑にて。 今回も収穫と夏野菜の手入れとひたすら雑草む…

中村之菊
3年前
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食料だけを生産することが農業ではない

7月21日11時から14時の参加者と、落花生畑にて。 今回は夏野菜の手入れ(主にきゅうりの管理)…

中村之菊
3年前
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民衆の自治を無視して、国は治められるはずがない。

7月15日11時から14時の参加者と、落花生畑にて。 今回はマルチを外して、土寄せと有機石灰(カ…

中村之菊
3年前
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君が代の安けかりせばかねてより身は花守となりけむものを

タイトルは幕末の志士で勤皇歌人である平野國臣氏の和歌ですが、「今の世が平和だったら花守となって暮らしていたものを」という意味。 まさに武士というものは百姓だったことを証明しています。百姓が一揆を起こすことも、常に国事や時の政治に翻弄された名もなき志士達が社稷(地方の農民や市民)を守るために始めたこと。しかし、もとは百姓でも武士はなにがしかを為すためにその時々で判断をくださなければならないことも多い。そんなことよりも本当は百姓でいたいという意味なのではないかと思う。 この和歌を