見出し画像

わかいからだ ①

今年に入ってから何かと身体の調子が悪く、わたしの時間だけが通常の半分しか無いのではないかと疑ってしまうほどの日々が続いていた。

家にいて座っている時間がだんトツに増え、心も身体も怠惰な窪みにころがして、言い訳の全てを「新型コロナ」にまかせておく事にも限界がある。自分に甘ったれるにも飽きて、数ヶ月経って遅蒔きながら心身共に苦痛を感じる様になってやっと、「早起きして散歩でもするか」と重くなった腰をあげた。

朝6〜7時頃に起床して久々に散歩すると、自分の歩き方が下手になった事に気づく。まずは家から一番近い公園まで行って、遊具でちょろっと遊んで帰るを数日続けるも、蚊とカラスの多い公園で楽しめず、少し先の広い公園まで行く事に決めた。わたしのあんよも上手になっていた。

広い公園までの散歩も楽しくなってきた頃、いつもより少し早く目が覚めて向かったいつもの公園で、老人が10名ほどソーシャルディスタンスを保ちながらゆらゆら揺れていた。しばらく見ていると、それはちゃんとした体操だということが分かり、気になったので途中からそのままぬるっと参加してみた。

一見簡単そうに見える体操が、やってみるとキツイ。途中から参加したのにキツイ。「ここにいるばぁちゃんと戦ったら負ける」と本気で思った。体操終了後、近くにいたおばあちゃんに「何時からやっているのか、毎日やっているのか」を聞き出して、それから1ヶ月が経った。


わたしのnoteを開いて頂きありがとうございます。 あなたのサポートがあれば、さらに嬉しいです。