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神くん 「24時間」

いわゆる下界に住む者たちは寝るのが嫌いなようだ。

生き物は久しく眠るようになっておるはずなのだが、、なぜこの者たちは寝ようとしない?
寝るところがないのか?
いや、狭い箱が無数にあって、そこで寝る者がいることも知っておる。

夜中だというのに街のあちこちが明るくて仕方ない。これだけ明るいと、うむ、寝れないのも理解できる。

しかし今日も私は注目を浴びている。夜中でも、この神々しさは消せないようだ。
先日、二輪車、バイクというそうだが、それに乗っていた若者の格好を真似たのだ。
黒の革製の上着に黒の革製のズボン。頭には黒くて丸いカブトのようなものを被っているのだ。
この黒一色というのが素晴らしい。顔も見えないしな。

そして私は今、いつも開いているコンビニというところに来た。ここで私の好物、「かまぼこ」を買うのだ。夜はスーパーは閉まっておるからな。仕方ない。ここにはなんでもあるというからな。

ウイーン

扉が開いた。凄いな。勝手に開く。大したもんだ。
えーと、かまぼこ、かまぼこ、カネテツのかまぼこ、、どこだ??

店内の者どもがみな私を見る。いかんな、正体がバレぬうちに早くかまぼこを。
しかしどこに、、、これは店員に聞くしかあるまい。お、いたいた、レジというところだな

「カ、、ネ、、カネ、、」
あれ?カネ、、なんだっけ?カネ、、
カネテ、、、ど忘れだ

「カネ、、、カネ、、、早く!カネ!」
あーもう!イライラする!
おや?店員が怯えてるぞ。あ、わかった、カネテツのかまぼこだ
「カネテ、、」

ん?サイレン?店の前に止まった。
騒々しいな。
棒を持った男たち達が入ってくるぞ。何事だ。

おや?目の前の店員が私を指差している、、
失礼な店員だ。



神くんの冒険はつづく、、、、





こんな私に少しでも興味を持って頂き、本当にありがとうございます😊あなたにも笑顔が届きますように⭐️