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日記【 ハル夏!夏夏夏夏アキッ冬ぅぅ 】

セミが鳴き始めた。
そんな馬鹿な。
セミってこんなに早く鳴き始めたっけ??
狂い咲きならぬ狂い鳴きか。
外にいると、セミやら選挙カーやら、大声で歌いながら自転車で駆け抜けていく大学生(近くに大学がある)やらで騒々しい。
この大声の大学生が、外にいると必ずと言っていいほど現れる。今日なんか2人もいた。

家の前には、南北に伸びる一本道がある(トップ画のイメージ)。
長さはおよそ670m。
両側には見渡す限りの緑の田んぼ。
高いものと言えば高圧線があるのみで、空も広く、高い。
開放感の権化。
そりゃあ歌いたくもなる。
南北に伸びる道の終わりはT字路で、東に曲がると
私がいる畑や家々がある。
人がいると分かるとスっと歌うのをやめる人、
わかっても大声で歌いながら去っていく人。色んな人がいる。
なるべく邪魔をしないよう、草葉の陰から見守る。

そうそうセミだ。
虫は季節を知らせる。風情というやつだ。
その風情が、私には恐ろしい。
時の経過を嫌でも感じさせられるからだ。

ああ、また夏を迎えてしまった…もう秋は迎えたくない…
と思っているうちにコオロギが鳴き出す。
ああ、秋まで生きてしまった…
冬までには…
ああ、ああ、ああ、とやっているうちに
仕事をやめて3年、休職期間含め5年、何者にもならず生きたまま過ごしてしまった。ああ。

それにしても暑い。今日は33°C
草取りはくらくらして死にそうだ。
死にたい人は草取りを手伝って欲しい。頼む。この通りだ。どの通りだ。

午前中の2時間で、4分の1も進んでいない。
田舎の土地は広いのだ。全然要らない。
その広い土地が雑草で埋まるよりは、花畑にした方がいいじゃないかということで、花を植えるための草取りをしている。
草が可愛かったら良かったのに。

日がな一日汗水垂らして、3分の1位は終わったかな。

カウンセラーさん曰く、私は汗を流すイメージが無いらしい。
人間ですよ、一応。
草取りの間も死ぬ事やらその周辺のことを考えて涙ぐんでいると言うと、
子曰く、「作業療法にもならないんだねぇー苦笑」
そうなんす。

夕方、ひぐらしが鳴いていた。
夏終わるやん。

ああ。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

泣きながら草取りしている人がいたらそれは私です。
手伝ってあげてください。

ありがとうございました。
のがの





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