見出し画像

日記【仕事 or Die】

霧の向こうから電車が来る。
抗えないステーション(前回日記参照)に向かう特急電車だ。
乗ってしまったが最後、抗えないステーションまっしぐらだ。
ここはなんとしてもやり過ごさなければ。
電車が、霧に包まれたのがの駅に到着し、ドアが開く。
私が乗るのをじっと待っている。
すごく乗りたい。そのまま揺られて、抗えないステーションのホームで行き倒れたい。
でも、耐え難きを絶え、忍び難きを忍んだ。
うとうとしながら数独を解き、この一問が終わったら草取りに行くと決め気合を入れた。いや、もう一問やってこ。

午後、2時間半ほど草取りをして、
今日私がこの世にいても許される理由をゲットした。
自己有用感、てやつだ。
巷では、自己肯定感を高めるのがトレンドだ。
猫も杓子も自己肯定感、自己肯定感、テオティワカンで、ククルカン。
人と比べず、私は私のまま、ありのままでここに居ていい、自分を受け入れ、許す。
それが出来たら苦労はない。
私のまま、無職の精神障害者のままでここに居ていいはずがない。私は自分を許さない。社会のお荷物だ。
でも、自己有用感なら話は違う。
無職の精神障害者だけれども、役に立った!だからいまこの瞬間は、私はこの世にいてもいい。
自己有用感、ゲットだぜ!

猫が喉を鳴らしてくれるだけでも、自己有用感はうなぎ登りだ。
猫が喜んでくれている。だから私は、ここにいていい。

カウンセラーさんが
「仕事ってしなくちゃいけないのかなぁ?それが分からないんだよね」という。
いやいや、仕事は、しなくちゃいけないのだ。
自己肯定感ゼロの人間は、自己有用感を高めないと死ぬようにできている。
仕事 or die。カウンセラーさんにはいつも、そう返している。

と、ここまで書いて
抗えないステーションに向かう特急電車に拉致されて
机に伏して寝てしまった。
お客さん、お客さん、と車掌さんに起こされ、
今ガバッと覚醒駅にたどり着いた。

現在午前零時半。眠剤をバシッとキメて、生活リズムを取り戻そう。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自己肯定感の前にまず、
自己有用感、次に自己効力感を高める必要があると思います。
これらが高まれば自ずと、自己肯定感が底上げされていくのではないかと。
(個人の感想です)

ちなみに
テオティワカンとククルカンは、メキシコの遺跡です。

ありがとうございました。
おやすみなさい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
のがの







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?