日記【 飛散する涙と霧散するカウンセラー 】

今日は、久しぶりのカウンセリングだった。
なんだかんだ色々あって、2週間も休んでしまっていた。
その間も、とても苦しくて
早くカウンセリングで話したかった。

今日も沢山泣いてしまった。
泣きに行っているようなものだ。

女性の涙は、男性ホルモンのテストステロン値を下げる
という研究結果がある。
誰だよ研究したの。相当女を泣かせてきたヤツじゃないのか。

私のカウンセラーさんは男性だ。
泣いてしまうと、
カウンセラーさんに負担をかけてしまうので申し訳ないのと、
テストステロンのことが心配になる。
カウンセリングで泣く人は多いだろうから、
カウンセラーさんのテストステロンは底を突いているのではないか。
テストステロンは、筋トレで増やせるらしい。
それとなく筋トレを奨めることにする。しない。

泣きたくない。
とかいいながら序盤から崩壊する。
テストステロンが霧散する。申し訳ねぇ。

私は基本的に、マスクを使用しない。
しかし、カウンセリングルームはまだマスクが必須だ。
カウンセラーさんは呼吸器に疾患をかかえているらしい。

涙を拭くと、目が腫れる。泣いたことが家族にバレる。
バレたくないので、涙は流しっぱなしだ。
そうなると、マスクの中は大変なことになる。
マスクはびしょびしょ、メイクも落ちる。涙の筋がいくつも走っている。
だからいつも、メイク直しの道具を持っていく。
帰りにメイクを直して、何食わぬ顔で家に帰るのだ。
歓談、縁もたけなわ、お開きで帰ってきたのだ。ぜーんぜん泣いてない。

しかしなんと、今日は肝心のメイク道具を忘れてしまった。
終わった。

ワンチャン、メイク直し無しで行けるかも、と
駅のトイレで鏡を見ると、
あ、だめだ、バレるわ。
諦めて、新しいマスクを付けて帰る。

とても不便なので、マスク無しになって欲しいなぁ。
でも、マスク無しになったら
涙から出る物質が直に飛散してカウンセラーさんが消えてしまうかもしれない。
カウンセラーさんの命を守るために、
マスクとメイク道具を忘れないようにしたいと思う。

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ありがとうございました。

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