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「今を生きる」この瞬間を大事にできる?
最近、どうもなにをやるにもモチベーションが上がらない。
そんなことないですか?
私はそんなとき、そもそもなんでモチベーションが上がらないのか、まずは自問してみます。
結局「嫌ではないのだけれど、ワクワクするような環境におかれていないから」と結論づけてはみるものの、なんかあまり納得できる答えではないようです。
当然、毎日がワクワクな気持ちで満たされているなら文句もないが。
とかく人は、「この環境に置かれたら人生が好転する」「お金持ちになれたら幸せになれる」「あのひとが常に褒めてくれたらやる気がでる」など、
自分の置かれたら環境が変わり、前提条件が満たされたら自分も変わり、ワクワクする毎日を過ごすことができ、幸せになれると。
いわば自分のこころの持ち様ではなく、環境が変われば、他人が変われば、運がよくなれば、とアウトサイドの変化を期待することばかりを考えてしまいます。
でもアウトサイドの変化って、いつ変化するのですか。
自分自身では、もっともコントロールができない分野。
やっぱり、自らのこころの持ち様を変えていくのが、一番手っ取り早いですよね。
でも自分が変ることって、大変だし面倒。
だから、周りに自分のよい状況になるよう、どうしても期待してしまう。
でも、人って変われる要素をいっぱい持っています。
よし、変わろう!
と思ってとたん、それを邪魔する最大の敵が現れます。
誰だ!
そうです。なにを隠そう私自身なのであります。
人には、培われた経験則から自らの可能性に蓋をしてしまう『リミティング・ビリーフ(自らに制限をかける信念)』なるものがある。
「俺は今までこうだったから○○はできないよ。」
また潜在意識で「○○は絶対できない」という思い込みがある。
その思いこみが、本来の自分には、他には負けない強みがあるにもかかわらず、その強みに気づかず、モチベーションを下げているのかもしれません。
2年ほど前に、モチベーションのことで思い悩む時期があり、そのときにとった本。直接モチベーションとは、結びついているわけではありませんが。
『サレンダー ~自分を明け渡し、人生の流れに身を任せる~』マイケル・A・シンガー著 菅靖彦・伊藤由里訳 風雲舎
に出てくる著者本人は、個を捨て、徹底していわばアウトサイドの流れで生きることを決意した人。
日々の瞑想に最も価値をおき、日常生活では、流れに身をまかせ、なんとコンピューター関連の経営者にまで登りつめた。
私がこの著書で一番引っかかった箇所。
私の理解表現では、つまり、人は今現在を生きていても、意識の世界では、過去に行っていたり、未来にいっていたりする。
例えば、今現在、自動車を運転していても、通過する景色に気を取られることなく、自分の過去の出来事などを頭のなかで、想起しているなど。
しかし、私たちが生きている時間。目の前に起こっているこの瞬間。つまり「今を生きること」を大事にしていく。
「今を生きる」ということは、ひとまず、過去のどうでもいいことや未来の実はたいしたことでない不安から解放される。
この瞬間、瞬間を大事にしているからですよね。
もしかしたら、モチベーションを下げていることは、こころの雑音を取り除くことで、大幅に解消されるかも。
「今を生きる」やってみましょうか。
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