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与える人は自立できている人かな

わたしたちは、誕生した時点から、だれかしらの助けを受けて生きております。

それが歳を重ねていくにつれ、徐々にだれかの助けもなく、日常のさまざまなことを行うことができるようになります。

ちなみに大人とこどもの違いは、生活面・経済面で自立していることはもちろんですが、精神的な面で自立しているかどうかが、大きいのではないでしょうか。

では、精神的な自立とはなんでしょうか?
他人にあるゆることで依存していない状態でしょう。

では、他人に依存するとは、どんな状態なのでしょうか?
能力的・技能的な不足による他人の力添えとは別に、精神的な面で、他人に依存することではないでしょうか。

たとえば、極度な不安状態のとき、だれか傍にいてもらうことで、落ち着くことがありますよね。

特に、精神的な面で他人に依存しているケースは、自分に対してなんらかの欠乏感があるときに、表れるようです。

そして、その欠乏感の埋め合わせようと、他人に対しなんらかのことを求めてしまうのでないでしょうか。

常に欠乏感を埋めようとしている人はどんな人?

誰かからの助け(ヘルプ)を常に期待している人。
また、そのヘルプを受け取ることが常に当たり前と思っている人。
いわゆるテイカー(受け取る者)とよばれる人は、必死に欠乏感を埋め合わせようと、頑張っているかもしれません。

もちろん、誰にでもテイカー的要素はありますし、対して100%テーカーになりきることも難しいとは思います。

しかし、自分の不足感や不幸せ感を他人や環境(アウトサイド)のせいにしてしまう傾向にある人は、テイカー的要素の強い人だといえます。

世の中が変われば、自分は幸せになれる。
会社が変われば。
あの人が変われば。
宝くじの高額当選が当たれば。

自分ではコントロールができないアウトサイドを嘆き、コントロールできる自分を変えようとしない。

他人を力づけることができる人

では、テイカーに対して、「ギバー(与える者)になる」こととは。

ものすごいハードルが高そうですね。

しかし、他人に与える喜び、貢献できる喜びは、だれにでも持っている要素です。

身近にいらっしゃいませんか。

他人をやる気にさせるチームのリーダーのような方。

わたしの身近にもいらっしゃいます。

とある案件で、一緒に仕事をする機会がある10名程度のチームを率いている聡明なリーダーですが、
彼の信条は「人は誰でも、その人なりの才能・能力を必ずもっている」です。

チームメンバーを力づけることにより、チーム全体が活気つき、生産性が上がれば、結局のところ、自分自身がもっと有益な仕事に時間を当てることができるそうです。

そのために、彼が心掛けていることは、
「他人に与える」こと。

彼をみて、すくずく感じてきます。
ギバーになれる人は、精神的にも、考え方からも、自立している人だということを。

ギバーである人を総括すると、 
・常に「与える」意識をもっている
・相手のしてほしいことを自分から行う
・他人に与える行為が成長する要件の一つだと理解している
・自分が成長することは、世の貢献であると理解している
・そしてギバーは、他人から「また会いたい」と思ってもらえる。

私もぜひ実践していきます。


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