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コミュニケーションを考える     ~人を力づけるコミュニケーション~

コミュニケーションとは、そもそも他者との意思疎通であり、情報交換の手段でもあります。

たとえば、手段として考えられるのは、ノート・手紙・ファックス・Eメールなどの書くことによるコミュニケーション。
また、話すことで、メッセージを送ったり、受けたりすること。

このことをきっちり行うことによって、自分の意思を伝え、相手の方の意思・思い・考えを理解し、さらに仲間をモティベートし、力づけることもできるでしょう。

コミュニケーション不足はだれのせい?

ビジネス・コミュニケーションに際して、実は多くの人たちが、自分の所属する多くのチーム・組織が、コミュニケーション不足に陥っていると感じております。

特に、不足感をもっている人たちは、コミュニケーション不足の原因は、自分ではなく、常に「相手の方」に問題があると感じています。

・相手の理解力が足りない。
・相手の語彙力(ごいりょく)が足りない。
・相手の聞く力が足りない。

確かにそのような側面もあるかもしれませんが、コミュニケーション不足を解消する方法として、自分がコントロールできる範囲で考えますと、自らの「聞く力」すなわち「傾聴力」を高めることがあります。
特に、相手が発する言葉に注意深く耳を傾けていくと、その人たちについてより知ることができます。

「傾聴」で意識する6つのガイドライン

1相手が強調している事柄を探る
2相手の話内容から自分の価値あるものを得ようとする
3相手が言おうとしていることをすべて聞く
4なにげない会話から感情について見定めることができるか練習する
5わたしたちは、物事を反復と連想によって記憶します。
相手の重要な概念をこころのなかで繰り返していく。
6相手に質問することで、相手をより理解する。

コミュニケーションの専門家によると、これを繰り返して意識して耳を傾けていくと、他のどの才能やスキルよりも、人々を力づけるあなたの能力が高まっていくようです。

感情移入によるコミュニケーション

優れたコミュニケーション・スキルを発達させるには、感情移入がかかせません。特に人を力づけるプロセスでは、感情移入は不可欠な要素の一つとなります。
例えば、同じ言葉でも、声の調子によって、相手の受け取り方が違ってきます。
特に「温かさ」を含むことで、さらに効果的なコミュニケーションがとれるようです。
コミュニケーションの達人は、この「温かさ」を「思いやりの調子」と呼んでおります。
例えば
・励まして支持を表すための温かい笑顔
・感謝を呼び起こすための温かい応対
・人々を引きつけるための快活な性質
ある行動学者は「温かさ」を「受け入れを示すことである」と定義しています。

ある温かさを放っている企業幹部は、外部から最も才能ある人たちを引き寄せるばかりでなく、組織内の優れた人材も引き寄せます。

以上、「傾聴」「温かさ」を主な主題としてきました。
自分のコミュニケーション・スキルを磨き、力づけようとする対象の人たちの才能や能力を支持し続けると、その人たちは少しずつ自分の能力を高めて、価値ある目標の達成に向かって、実質的な貢献をすることになります。

日常の対話でも、せっかくですから単に形式的な対話でなく、いわばコミュニケーション術を意識してみるのもよいのではないでしょうか。

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