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『ファンベース』からオンボーディングを考える 〜共感編〜

お久しぶり!株式会社ノフティーの「のってぃ」ですってぃ〜
僕たちは、「Day Oneから気持ちよく働く。」をコンセプトにウェルカムキットのサービス、「NOFTY(ノフティー)」を作ってるってぃ!

公式サイト:https://nofty.team/

このnoteでは、仕事をする誰もが会社で気持ちよく働くためのノウハウを発信していくってぃ!

今回は佐藤 尚之さんの『ファンベース』という本をもとに「従業員を会社の1番のファンにするにはどうしたらよいのか」というテーマでnoteを書いてみたってぃ〜

【このnoteを読んでもらいたい人】
・オンボーディングで悩んでいるベンチャー企業の人事担当の皆さん
・社員のエンゲージメントに課題を持っている経営者の皆さん

ちなみに...前回のnoteではNOFTYの代表・ハンさんが考える「オンボーディング」の定義を伝えているってぃ〜 こちらも合わせて読んでみると面白いはずだってぃ〜

■オンボーディングにファンベースが適切な理由

『ファンベース』とは2018年に発売された佐藤尚之さん本だってぃ〜
企業の商品やサービスが「支持され、愛され、長く売れ続けるために」ファンを起点としたマーケティングについてのノウハウが載っていて、発売から3年経った今でも増刷される人気の本なのだってぃ〜

『ファンベース』の中ではファンは「企業やブランド、商品が大切にしている『価値』の支持者」と定義されているってぃ。

また、「ファンの支持を強くする方法」として以下の3つが挙げられているってぃ。
・共感してもらう
・愛着を持ってもらう
・信頼してもらう

デザイン 提案書 (2)

ちなみに上の3つの方法をアップグレードされると企業やブランド、商品は以下のような存在になるのだってぃ。
・熱狂される存在になる
・無二になる
・応援される存在になる

僕、のってぃはこの「ファンベース」はオンボーディングにも使えるのではないかなと思って今回noteを書いてみたってぃ。まずは「共感してもらう」という部分にフォーカスを当てているってぃ。ぜひこれからのオンボーディングの参考にしてもらいたいってぃ〜!

■オンボーディングの根本にある「共感」

『ファンベース』によると、ファンの支持を強くするためには企業やブランドやサービス、商品の「価値自体」をアップさせ、共感してもらう必要があると書かれているってぃ。これはオンボーディングも同じで、まずは企業や企業が提供しているサービスや商品の「価値」を知ってもらい、共感してもらう必要があるってぃ。

もしかしたら「のってぃ、そんなの当たり前だよ!」と思った読者の方もいるかもしれないけど、中途採用や新卒で入ってきた社員の方だけでなく、パートさんや派遣さん、業務委託の方にも「価値」は共感してもらっているかってぃ?

社員でなくても企業で気持ちよく働いてもらうためには雇用形態に関わらず「価値」を共感してもらう必要があるってぃ。副業を解禁している企業が増えた昨今、「今副業で働いてくれている人に将来的には社員として働いてもらいたい」と考えている企業は特に「価値」への共感が必要だってぃ。

また、「ファンベース」の中で「価値」に共感してもらう方法として以下の3つが挙げられているってぃ。

【「価値」を共感してもらう方法】
① ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする。
② ファンであることに自信を持ってもらう。
③ ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する。

これをオンボーディングに当てはめるとこうなのではないかってぃ。

【「会社の価値」を新入社員に共感してもらう方法】
① 従業員の言葉を傾聴し、フォーカスする。
② 従業員の一人であることに自信を持ってもらう。
③ 従業員をまず喜ばせる。

デザイン 提案書

次の章からこれを一つずつ説明していくってぃ。

■① 従業員の言葉を傾聴し、フォーカスする。

『ファンベース』の中では、ファンの言葉を聞くときに「ファンミーティング」が大切だと書かれているってぃ。ファンからの提案や、ファン同士が話している内容から事業の成長に繋がるアイデアや意見をもらえるかもしれないからだってぃ。

これは人事戦略でも同じで、企業でいう「ファンミーティング」は、「育休明けの従業員の座談会」や「2010年の同期ミーティング」のように会社に長くいてくれる人や人生のイベントがあったあとにも会社に戻ってきてくれた従業員の言葉を聞くのがよいのだってぃ。

「なぜ会社にずっと残ってくれているのか」
「どのような制度が喜ばれているのか」
「足りていない制度はないか」

従業員の言葉からわかるのだってぃ。

ちなみに、この座談会や同期ミーティングの内容はnoteやwantedlyの記事にするのもよい施策だってぃ。長く続けてくれている従業員は企業の魅力的な部分をたくさん知っているので採用広報にも繋がるってぃ。

参考:「ママたちにとって、ファイブグループってどんな会社? ~女性スタッフ座談会~」ファイブグループ 公式note

ただ採用目的でnoteやwantedlyの記事にするときには「魅力的な部分ばかりを書かない」ということも要注意だってぃ。あまりにも褒めすぎてしまうとちょっと嘘くさく思われてしまうこともあるからだってぃ。

■② 従業員の一人であることに自信を持ってもらう。

『ファンベース』によると、「ファンは実は自信がない」そうなのだってぃ。たしかに、のってぃも好きな企業やサービスがあっても「他の人はどう思っているかわからないからおすすめしづらい」と考えてしまうときがあるってぃ...。そういうときには「他のファンのオーガニックな言葉を読むこと」で自信を持ってもらう必要があるのだってぃ。

オンボーディングでも同じで、「従業員の一人であることに自信がない」という人も多いのだってぃ。『ファンベース』の中では自信を持ってもらうためには「他のファンのオーガニックな言葉を読むこと」を解決策としていて、これをオンボーディングに当てはめると「他のファン=他の従業員、社外の企業ファン」になるのだってぃ。

ただ、「他の従業員」の言葉はポジティブなものばかりではない可能性があるのだってぃ。会社に不満を持っている他の従業員の言葉を聞くと、逆に自信がなくなってしまう可能性もあるのだってぃ。

そこで有効なのは、「社外の企業ファン」の言葉を聞くことなのだってぃ!社外の企業ファンとは、企業やサービスのファンであるお客様や、企業の良いところを取りあげてくれたメディアのことだってぃ。ここは詳しく説明していくってぃ。

・企業やサービスのファンであるお客様の言葉を聞く
営業担当や広報担当、CSなど直接お客様と対話する職種の人を除くと、従業員は意外と自分の企業やサービスを活用してくれているお客様の言葉を聞くことが少ないのだってぃ。普段お客様の声を聞くことの少ない職種の人は企業理念などの「目指すべきゴール」を見失ってしまうこともあるのだってぃ。

NASAの清掃員が自分の仕事内容について聞かれたときに「人類を月に送る手伝いをしています」と答えたという有名な話は、「働いている企業の目指すべきゴール」が明確になっているというよい事例だってぃ。「企業が目指すべきゴール」を見失って仕事をしてしまうと、やりがいがわからず円滑なオンボーディングができないのだってぃ。

お客様の言葉を聞くことで仕事の目的を定期的に思い出してもらい、「企業が目指すべきゴール」を共有することは仕事へのやりがいにも繋がるのだってぃ。オンボーディング担当の方は、定期的にSNSでエゴサーチをし、新入社員が関わる事業に対する口コミを共有してあげるとよいのだってぃ。

もしまだ口コミが少ない場合は、競合や似たようなサービスのポジティブな口コミを共有して「これからこんな口コミがもらえるよう仕事を頑張ろう!」ということを伝えるのもよいってぃ。

・企業の良いところを取り上げてくれたメディアの情報を出す
「採用広報」という言葉が浸透し、企業の採用を目的とした広報活動を実施している企業も増加しているってぃ。ただ、採用広報は採用希望者を増加させるための広報活動であり、社内の従業員にはあまり評価されないこともあるのだってぃ。社内の人にとって有効なのが「社内広報」だってぃ。大きな会社だと社内報を作ったりイベントを企画したりと社内広報に力をいれることもできるのだけど、ベンチャー企業で社内のリソースが足りていないと社内広報に力を入れるのは後回しになりがちだってぃ。

そこでおすすめなのが、企業やサービスについて取り上げられた記事などを従業員皆に読んでもらうことだってぃ。社内でシェアするだけで簡単にできるので、社内報のように時間を掛ける必要はないのだってぃ。

企業を取り上げてくれたメディアの記事やその記事をみた読者からの反応を社内で詳しく公表することは、「従業員一人一人に自信を持ってもらう」という上で非常に大切なのだってぃ。小さな会社のうちはメディアに取り上げてもらう回数も少ないってぃ。ただ、取り上げられたときには社内全体でみてもらい拡散していく必要があるってぃ。

また、全国紙やテレビ番組など誰でも読むことのできるメディアは、従業員だけでなくその家族にも良い影響を与えるのだってぃ。「お父さんが働いている会社、テレビに取り上げられていた!」と自慢に思うお子さんや、小さな会社だと「お父さんの会社、どのようなサービスをしているのか知らなかったけど新聞に取り上げられているのをみて理解ができた」といった家族からの言葉も聞くことができるってぃ。小さな会社だと最初は難しいかもしれないけど、有名なメディアに企業の名前が載ると、従業員だけでなく従業員の家族も企業や企業の提供するサービスに自信を持ってくれるのだってぃ。

メディアへの露出が決まったらテレビの場合は放送時間、新聞や雑誌の場合は発売日を社内で共有して「ぜひご家族でみてくださいね!」と一言つけてみるとよいってぃ。影響力の大きいメディアが自分たちの企業やサービスを紹介してくれると自分の仕事への自信に大きく繋がるのだってぃ。(もしネガティブな内容のメディア露出になる可能性もある場合は、大きなマイナスの影響を与えることもあるので注意も必要だってぃ。)

「自信をもってもらう方法」はまとめると以下のようになるってぃ。

デザイン 提案書 (1)

また、お客様からの声やメディアへの反応は自信に繋がるだけでなく業務の改善にも役立つので一石二鳥だってぃ!

■③ 従業員をまず喜ばせる。

従業員の言葉を傾聴し、自信を持ってもらったら次に「従業員に喜んでもらう」必要があるのだってぃ。『ファンベース』の中で、クルマメーカーのマツダが新車発表会を記者会見でなくファンミーティングの際に行ったという話が紹介されているってぃ。これは、まずメディアではなくマツダがファンを一番大切にしているのがよくわかるってぃ。

オンボーディングに当てはめて考えると、お客様であるファンやメディアではなく、まず最初に従業員に新しい情報を詳しく共有し、新しいサービスや商品発表されることを喜んでもらう必要があるのだってぃ。「のってぃ、そんなの当然だよ!」と思った人もいるかも知れないけど...本当にできているのか考えてほしいのだってぃ。

新入社員や副業社員など正社員以外の雇用形態の人きちんと新しいサービスや商品の魅力を社外に公表する前に細部まで伝えていることができているかってぃ?
特に営業担当や広報、CSなどのお客様と会話することの多い職種の人はお客様からいただく改善要望を日々耳にしているのだってぃ。もし課題を改善できるサービスの発表がわかれば従業員は大喜びして、公表後は自分の言葉でそのサービスの魅力を伝えることができるはずだってぃ。

当然できていると思っていることもコミュニケーションの方法を見直すなどして、授業員に魅力的な企業や企業の提供するサービスの部分をみてもらうことがオンボーディングの成功につながるのだってぃ。

次のnoteではこの『ファンベース』の「愛着を持ってもらう」という部分にフォーカスしてオンボーディングの成功方法を発表するってぃ。是非楽しみにお待ちしていてくださいねってぃ!


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