見出し画像

noteを書き続けられる"気配"の力〜料理と占星術の視点から〜

「自分でできることは、自分で」「自分から気づいて」。小さい頃から口酸っぱく息子にかけてきたフレーズだけれど、いざ自分に置き換えて振り返れば、全くもってできていないことに愕然とする。

たとえば料理。毎日繰り返し作っている食事でさえ、敬愛する先生方の料理本なしでは心許ない。でも躾は中々身につかない息子でも、好きなことは何でも自分でやりたがるように、私も好きな料理については食材を選び、その日の献立を考え、レシピを見ずに作りたいというささやかな願望を持っていて、とある週末の昼に早速実行してインスタグラムに投稿してみた。

私が作ったのは、「豚バラ肉と叩ききゅうりの炒め物」

1)キュウリを麺棒で叩いてもぎる。
2)ニンニクの香りをつけたごま油で、先ほどのキュウリと酒と醤油とオイスターソースで味付けした豚バラ肉を共に炒める。
3)仕上げに斜め切りしたミョウガを乗せる。

初の自作投稿レシピ「豚バラ肉と叩きキュウリの炒め物」。器作家の織部の鉢に盛り付けて。

豚バラ肉のうま味に、瑞々しいキュウリの香りとさっぱりとしたミョウガの味が効いた炒め物が完成し、家族で美味しく平らげた。レシピ作りのインスピレーションになったのは、4年近く教室にも通ったウー・ウェン先生。生の味しか知らなかったキュウリを炒めた時の美味しさも、叩いてもぎる作り方も、味付けの塩梅も、みんな先生から教わったことだ。教室を卒業して3年ほどたった今でも、台所に立つと先生の姿や声が思い浮かぶ。まるで背後に先生がいるような「気配」を感じながら私は一人でキッチンに立ち、食事を作っているのだった。

私の料理本棚に並ぶ、ウー・ウェン先生の本の一部。先生や料理本の存在にいつも励まされている。


目に見えない「気配」の存在に励まされること。

それは占星術も同じかもしれない。その日を司る”気”の流れ、個々人に与えられた性格や宿命の存在。自分の意思で、自立して生きていこうとする一方で、時を知り、自分を知り、迷った時には心のスイッチを押してくれるような前向きな言葉に励まされたい。そう思う人はきっと多いだろう。誰もが腑に落ちる話なわけではないだろうけれど、私は料理に限らず人生全般、迷った時にはいつも自分を励ましてくれる言葉や気配の存在を求めてきた。そして自分が追求する東洋占星術でその存在を深掘りするたびに、心がスッと晴れるのだった。

別のところで最近、目に見えない「気配」の力を感じたことがある。それは今後のキャリアの相談をすべく、初めて「コーチング」を受けた後のこと。会社員から独立してコーチを始めた旧知の仕事仲間である彼女は、共に働いていた頃から憧れの存在で、困った時にはいつも的確なアドバイスをくれた人だ。全くのダメ社員で人間関係も不器用、ロクに仕事もできなかった私は、窮地の時に彼女に何度救われたかわからない。

コーチングセッションでは、これまでの仕事や暮らしの経緯、将来のビジョンなど心の内にある思いを素直にありったけ話した。今綴っている「note」を書きたいというビジョンも彼女に語った中の一つだ。

「きっと上手くいく」
「インスタみたいに、気軽に書けばいい」
「TOPバッターでも打率は3割台」

対面のセッションは数時間だけれど、その後に私が感じる彼女の「気配」の力はものすごい。気づけば彼女の言葉に励まされて、こうして「note」を書き続けられている私がいる。だから、目に見えない励ましの存在って、やっぱりすごいんだなと思う。料理家の先生や料理本の力しかり、占星術しかり。

現在、自身で毎日書いている東洋占星術のインスタグラムの投稿も、フォローしてくださっている方々にとって、彼女の言葉のような存在でありたいと思う。

目には見えないけれど、いつも確かな”気配”を感じられように。
読む人の心の励みとなる存在に。

※私の占星術インスタグラムはこちらです。小さな励みになれたら嬉しいです。



この記事が参加している募集

noteのつづけ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?