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占い師が考える、相手の気持ちを知る前に知ってほしいこと

相手より自分です。
自分がどう感じるかが大切です。

「相手の気持ちを知りたいです」

占い師になってから断トツで耳にする言葉です。

《 鶴さん 》が一番嫌いな言葉でもあります。

他人よりお前だろ。

相手の気持ちを知る前に、
お前はどう思ってるんだよ。

わたしが仕事をする傍らで、
《 鶴さん 》はこんなことを言っています。

相手の気持ちが気になるときは、
相手の言動に納得できていないときです。

納得できないから理由が知りたい。
そんな想いで占い師を訪ねるのでしょう。

しかし、相手の気持ちを知っても
納得できないことの方が多いです。

知りたいのではなく、
自分の思う通りに行動してほしいから。

こんな無意識の意図が
あの質問には隠れているのです。

お前はアイツを思う通りに動かしたい。
でも、アイツは思い通りにならない。

そもそも、思い通りになる人間なんていない。

お前の苦しみはアイツじゃなくて、
お前の中にあるんじゃないのか?

なんてことを《 鶴さん 》は問うているのです。

お客さんに向けた言葉のはずなのに、
わたしの心に突き刺さります。

一時期、いや今も、
子どもの言動に困惑させられっぱなしです。

そんなときいつも思っていました。
あの子が何を考えているか知りたい、と。

でも、知ったところで
どうにもならないんですよね。

何故なら解決のヒントは、
いつだって自分の心にあるから。

あの子じゃありません。
わたしの意識の問題なのです。

でも、頭に血が上っているときは
そんなこと受け止められません。

頑張っているのに、
わたしが悪い訳?

わたしが大変なのに
わたしが変わらなきゃいけないの?

こんな想いが浮かんでくるのです。

そんな想いをお客さんから感じることもあり、
《 鶴さん 》の言葉は伝えられません。

でもね。
自分が感じていることは、
自分の意識の持ち方で
どうとでも変えられます。

だから、相手の気持ちじゃありません。
あなたなんです。



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