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私の英語習得法 その3 ー発音練習ー

前回の記事で、語彙力よりも発音が大事ってことを書きました。もちろん語彙力を大いに要するお仕事や環境もありますし、ボキャブラリーが少なすぎてもこれまた困りますが、日常会話においてはそこまで難しい英単語はあまり使わないし、やはりいかに言いたいことが伝わるかが鍵になってきます。
私の場合、発音力向上の最初のステップに欠かせなかったのが発音概論でした。

辞書で英単語を調べると、発音記号が記載されてますよね?それらを発音する際に、舌をどこにおくとか、口をどのような形にするなどといった、いわば発音のコツのことです。例えば、Apple[ǽpl]。「アップル」と発音しがちですが、ǽは「エア」と発音します。そして、英語では語尾をはっきり発音しませんので、よりネイティブに近い発音にしたければ、「エアッポー」です。A=「あ」と思いがちですが、実際には数種類違う発音があるんです。”英語 発音”とググると沢山情報が得られるので、是非調べてみてください。

他にも日本人が特に苦手とするRを発音する時は、舌先を上顎につかないように巻く、Lは上前歯の裏に軽く置く、THは前歯で舌を軽く噛む感じなど。実際にはもっとありますが、これらを理解した上で発音を練習すると結果が全然違います。初めのうちは面倒かもしれませんが、とにかく身近で簡単な英単語やフレーズから、ゆっくりスローモーションみたいに発音することから初めてみてください。発音のスピードはさほど重要じゃないし、慣れればスラッと言えるようになります。この発音概論に加えて単語のアクセントや文節のイントネーションも意識すると、とても綺麗な発音が出来るようになります!

英語で生活しているとすごく実感するのですが、日本語は英語に比べると、ほとんど舌や口、顎を動かす必要がありません。英語を本気で話すと、慣れるまでは舌や顎が本当に疲れます。逆に、英語ネイティブの人にとって日本語を話すのが容易でないのは、彼らは舌や口、顎を動かさずして話すことが難しいからだと私は解釈しています。

前回の記事で紹介した挫折のせいで、私は本当に英語を話すことに自信が無くなってしまったんです。でも、とにかくとても悔しかったので、上記の方法でひたすら練習を続けました。自分の部屋にいる時、スクーターに乗っている時など、いつもぶつぶつ発音練習をしていました(笑)。慣れてきたら、海外ドラマの会話を真似したりもしました。そのうちにアウトプットが欲しくなって、外国人が来るダーツバーでバイトして、英語の接客を任されました。そうすると友達や彼氏もできました。そうやってリアルな英語と接する機会が増えたことで、英会話の意欲がより向上し、上達のスピードも上がりました。
上手に発音が出来てネイティブにも自然に理解してもらえるようになると、英語学習がより楽しくなってきますよ!