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今週のニュージーランドの新聞より - ニュージーランドはホームレスが多い

また週末がやってきました。
夫と一緒にスーパーマーケットへ買い出しに行き、その帰りに行きつけのカフェへ。
毎週末のパターンです。

今回は、医療や教育に関係のある記事が見つからなかったので、
こちらの記事を紹介します。

ニュージーランドは、他の先進国に比べ、人口割合のホームレスの人の数が多いらしいです。

ただ、記事にあるように、ニュージーランドの「ホームレス」の定義が、他の国よりも広いために、数が多くなっているという事もある様です。

ちょうどこの記事を書こうとしていたタイミングで、「ニュージーランドのホームレス」に関して書かれたcrewさんの記事があったので、紹介させていただきます。

crewさんの記事にあるもの以外にも、昔からホームレスに対するサポートはあります。
多くは、政府主導のものではなく、NGOや慈善団体、小規模のボランティア活動、という感じです。

オークランドでは、良く知られているものに「オークランドシティミッション」があります。

私の住む街でも、サルベーションアーミー(救世軍)や、他の団体がホームレスの人のサポートを提供しています。


ホームレスの人に関しては、短期と長期の両方のサポートが必要だと思います。

「短期」とは、つまり今、そして近い将来までの宿泊場所や食事など、基本的なケアの提供。

「長期」とは、ホームレスの人たちがどのようにして自立した自分の生活を確立できるようにサポートできるか、また同じようなパターンでホームレスになる人をどのように減らせるか。

発展途上国への援助と同じ様に、やはり、長期に問題を解決するには、
彼らが自分でお金を稼いで、最低限の自分の生活を確保できるように、サポートすることが大切だと思います。

ただ多分、ホームレスの人の中には、精神疾患や発達障害、その他の健康問題で完全に自立できるスキルがない。または習得しがたい人も多いのではないかと思います。

ニュージーランドは、そういう人は生活保護を受けるのですが、
生活保護で払われる金額では、家の賃料を払えず、住むところがなくなってしまう人も多いのだと思われます。

あと、よく聞くのが、政府筋からサポートを受けて、家を与えられたりする人達のモラルの低さからか(スキルの低さからか)、その家がひどい状態になったりするので、家を貸したがる人がいない。

また、夜のシェルターを提供すると、その周りにホームレスの人が集まるため、
街の景観やビジネスに影響を与えることを懸念して、そのような活動が進まないとか。

色々と問題があります。
多分、全て、ニュージーランドに限った問題では無いですよね。

政府がもう少し、個々のホームレスの人のホームレスになった経緯を調査して
どうしたら同じサイクルが続いていくのを防げるかを明らかにし
その防止策にお金を注ぐ。

そういう長期的な観点から投資しないと、
悪化しつつある、ホームレスの問題を解決することはできないように思います。


「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。