夢女子だけどネガティブすぎてお話にならない

これは2023年のたしか秋ごろにルーズリーフに殴り書きした
エッセイに憧れた文章です。

さくらももこの『もものかんづめ』を読んだ際、
少女漫画的な妄想をしてしまい…だったり、過去のうお~!となるポエムを引用したりしていたのを見て、
こ、こんなの書いていいんか!ハートが強すぎる!!という憧れを抱いた時に書いた(自分的には)大変な文章です。
さすがに辛くなったら非公開にするか、誰も読まないように一万円くらいのえぐい価格の有料記事にするかも。

noteに移すにあたり特に推敲はせずその時のままの文章になっています。

以下です


夢女子だけどネガティブすぎてお話にならない

現実でちゃんと恋愛したことはないが、夢女子体質なのだと思う。
思う、というのは、まず新しいコミュニティに所属したら
おっ?こいつ、いいな?と思う人を1人は探してしまうからだ。
別にどーこーする気もアクションもしない。
なんならむしろいきなり好き避けを発動して無駄にえっ僕嫌われてますか?みたいな空気を与えてしまう。
一人で奥手をやって、現実には何も起きていないという拗らせをして生きてきた。

そもそも人間よりもフワフワな犬が好き。

私がいかに犬が好きかはまた別の機会に語るとして、
夢女子の気質があるという話に戻る。

夢の中でもとくに二次元のキャラクターに恋しがちだ。
かといって、派手髪の8等身とかでなく、少年漫画の三枚目みたいな、容姿はフツーの人間に近いキャラクターを好きになるので厄介だ。
じゃあ人間で探したらいいじゃないか。と思うがそうもいかない。
二次元のキャラはムダ毛が無駄なところに生えていなくてうんちもしない。
くさくもない。肌もきれい。好きにならないワケがない。
現実よりよっぽどいいじゃねーか。と、思ってしまう。
そんなわけで、3次元よりももっぱら2次元の異性に傾倒し、
日夜あらゆるパターンのなれそめを再生しては、フヒヒヒと独りで笑っている恐怖のエロ・肉塊である私だが、あることに悩んでいる。

自己肯定感が低すぎて、自分が王のはずのフィクションですら信じられなくなってきたことだ。

冷静に考えて(こういうの冷静になったら負けとわかってはいるのだが)
この世に数多ファンがいる版権キャラクター…くん(仮)のような人が、
世の並みいる自分磨きに余念のない美女らを抑え私を選ぶかね?ということだ。仲睦まじく語らっているといつもこの考えがよぎり、
相手役がとんだB専かサイコ野郎、または、この世で異性を私しか見たことがないヒトみたいな気持ちになってしまう。

あんまりに気になるので、「なぜ私なんだ」といつも聞いてしまう。
すると彼(彼ら)は決まってこう返してくれるのだ。
「絵を描いているところが素敵だから」
私の唯一頑張っている所だ。そこしかホメるところがないのだ。自分の妄想だから。

返す刀で私はこう言う。
「私より絵がうまい人はたくさんいる」
相手は言うのだ。
「絵に優劣はなく、あなたの描く絵が、作るものが好きなのだ。
萌えキャラとかを描くだけじゃなく、生き生きとしたストーリーを描くところが好きだ」
なんだこれは。もはや絵のレビューだ。
ホメてもらいたいところを的確に突いてくるマイ・パトロンだ。

こうなるともう夢じゃなく、がんばれないがんばれないと嘆く私を
「いける!いける!」と鼓舞するイマジナリー松岡修造となってしまう。

夢を抱くことにも自信が必要で、
狂い続けられる強靭な精神を持っていないといけないのだ。
私は弱かった…。

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