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学生寮周りをぶらり&初のCafe gourmand

- 2018/03/06 -

一人暮らしになって、誰にも気を使わない一人の時間がとても嬉しい反面、学校と家事で忙しい日々が始まった留学2ヶ月目。

知らない土地で、右も左も分からない状態でのマダムとの生活が、本当に有難いものだったことを実感する。


さて。
この日は留学全般でお世話になっている仲介業者の現地スタッフの方が、パリからモンペリエまで出張で来られるとのことで、13:00からランチの約束をしていた。

なので、待ち合わせまでの1時間ほどはレジデンスの周りを散策することにした。

前回の記事でも書いたけれど、レジデンス周辺は街の中心地なので、歩いて行ける距離におしゃれな外観のお店もいっぱいあるし、閑静な住宅街だったステイ先の周りとはだいぶ景色が違う。

ちなみに、レジデンスから1番近いトラムの駅はオブセルバトワール(Ovservatoire)という名前で、青い車体にツバメの模様のトラムが走る。
(↓これは学校前の駅で撮った写真)

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今までは黄色に花柄のトラムに乗り慣れていたので、よく目にするトラムの色が違うだけで全く違うところへ引っ越した気がした。

この駅の近くには、騙し絵が描かれた建物がある。
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左側のノッポな木はおそらく本物だけれど、その後ろの壁面は全て絵。
奥の建物(2階より上の赤茶色の部分など)も全て絵。

フランスでは、こんな風に大きな壁に描かれたアートをよく目にする。(もちろん、ストリート系?の美しくない落書きも結構あるけど...)

こういうアートや楽器の生演奏などに道端で出会えるというのが、フランスの好きなところのひとつ。
本当にアートとともに生きてる国だなと思う。

そしてその近くには、La Tour de la Baboteという要塞の跡も歴史的建造物として残されている。

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入り口から中を見た様子。
あんまり大きくて、全体を写真に収められないのが残念。
要塞跡だけど、内側にも普通に街が繋がってて不思議な空間。

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反対に、入り口から入って外を向いた感じ。

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入り口の上部分。
とにかく高い塔。

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登れなかったけど、内側にながーい階段があった。
ぼろぼろの壁といい、喧騒から遠のいた静けさといい、遺跡っぽくてなんか好きだった。

学生の頃から歴史や世界史は苦手だったのでまったく詳しくはないけれど、ヨーロッパの古い建物を見るのはとても好きだ。

暗闇にライトで淡く照らされる姿も幻想的。

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そんなこんなでふらふらと散歩していたら、あっという間に時間が経っていたので、慌てて待ち合わせの場所のサンロック駅(Gare Saint-Roch)へ。

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13:00、ちょっと過ぎちゃった。

そのまま現地スタッフさんと無事に合流。

お忙しい中、わざわざ時間を作って頂いたので、せめてものお礼に可愛いお菓子を買って渡した。

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てんとう虫とカタツムリの形のチョコレート、喜んでもらえてよかった!


ランチのお店は特に決めていなかったが、中心地のコメディ広場に面したGrand Café Richeといういかにも高そうな名前のお店へ…
(仏 Riche : リッチ、贅沢な)



現地スタッフさんと直接お会いするのはこの日が初めてだったが、留学前から何度もメールやスカイプでやり取りをさせて頂いていて、留学への不安や金銭的なことなども相談していた。

彼女はとにかく仕事が早く、知識も語学も完璧とかなり頼れる方で、この方に留学準備を手伝ってもらったおかげで私はフランスへ来れたと言っても過言ではない。

業者を通さず個人で留学して苦労する人もいるし、業者を通しても現地に行くと全然サポートしてもらえないという話もわりとよく聞くので、信頼できるスタッフの方と出会えて本当に良かったと未だに思う。


ぽかぽか暖かくなってきたテラス席で、お喋りに花を咲かせながら彼女に勧められて頼んだのが Café gourmand。
これは、日本でいうデザートプレートのようなもので、エスプレッソに小さなお菓子やケーキがセットになっている。

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エスプレッソはお砂糖を入れても苦すぎて飲めなかったけど、このお得なセットには感動した。
わりとどこのカフェにもあるような、メニューの一つみたい。
こうやって、フランスならではの文化や当たり前に触れる時、すごくわくわくする。

...とか言いつつ内心、会計の金額を気にしてびくびくしていたが、結局現地スタッフさんがご馳走してくださり、帰り際に「リヨン(Lyon)に行ったお土産!」と言ってお菓子までくれた。

どこまでも、素敵な人だと思った。

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ちなみにこれは、リヨン名物のプラリネ(Praline)というお菓子。

アーモンドを加熱したお砂糖でコーティングしたもので、ピンク色(フランスでは赤と表現している)なのは食紅で色を付けているから。

でも、なぜわざわざ赤く染めているのかははっきりしていなくて、作っているリヨンの人たちも理由を知らないらしいから面白い。(インターネット検索より)

リヨンにはこれを練りこんだパンなども普通に売られているほど定番のお菓子で、もちろん味も美味しいので(気を付けないとぽりぽり一気に食べちゃう)、今後リヨンへ行かれる方はぜひ。



次回は、○○買ってみた、○○食べてみた な記事を書こうと思います。
ステイ先では、食べ物はマダムがすべて準備してくれるのであまり買わないようにしていたけど、フランスのスーパーには食べてみたいものがたくさんでわくわく!
写真も合わせて、いくつかレポートしてみます。



のんびり更新ですが、たくさんスキ♡してもらえてとっても嬉しいです。
書きたいこと、街歩きの載せたい写真もまだまだいっぱいあるので引き続き更新がんばります!



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