前髪で隠れた男の鋭い目が僕を。

僕は廃棄物処理屋。今夜も路地裏で、廃棄物を処理する。金属バットで誰かの頭をかち割っている男。アイスピックを右手に彼の元へ。通りすがりに、刃を、奴の腹部に。
「んぐっ」
鈍痛が腹部に広がる。僕のお腹に金属バットの先端が。前髪で隠れた男の鋭い目が僕を捉えていた。
「次やったら……殺す」

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