「コミュ力高すぎ!」なのに「人間関係苦手」矛盾だらけの性質
コミュ力高め、旅行先でも友達が出来る。
そんな私が全くダメなことがあります。
それは人付き合い。
とてつもなく苦手で、怖いものです。
矛盾していますが、本当に人付き合いが苦手なのです。
【得意】はじめまして。ではさようなら。
「はじめまして」の関係は私にとって、氣は遣うけれど上手くできる。
当たり障りのない会話で、やり過ごして深く入り込むことが無い。
相手をよく観察して、相手の趣味嗜好を考えて、相手の好きそうな話題を探っていく。一度当ててしまえば、あとは相手任せで会話が弾む。
そして、氣持ちの良いところで「さようなら」
相手もこちらも、楽しい状態でわかれることができる。
私の苦手なのは、これじゃない。
じっくりゆっくり一緒にいる人間関係だ。
【苦手】相手が多いパターン・深入りパターン
例えば、職場。
ウワサ話が好きな女子たちと、氣難しいお局さん
私に優しい部長と、お堅い係長
優しい部長が苦手としている重役
もう多方面に氣を使ってしまって、どの人とも仲良くなることが出来ない。
八方美人でふわりと振る舞い、どこにも自分がいない感覚に陥る。
例えば、友人関係
どこへ行っても誰かと会い、会話を交わす。
飲食店に行けば一回で覚えてもらって、次回から友人のようにサービスしてもらえてしまう。
でも、私が友人と呼べる人はわずか。
何だか人を信用出来ていないから、深入りしたくない。
結果的に、「友人」と呼ぶより「知人」…なのかなぁという曖昧な人間関係の層が広がっていく。
幼少期から変わらない性質
いま思えば、物心付いたころから、ものすごく苦手意識があった。
「子どもは公園に行けばいつの間にか友達が出来る」なんて言われることがあるけれど、友達が出来たことなんて一度たりとも無かった。
幼稚園の砂場は、何だか場所取りで何となくカーストが見えて居心地が悪かったし、小学校に上がればますます女子のカーストが目立ったので、属さず一人遊びを楽しんだ。
人付き合いが苦手。
もう、これが長い間のコンプレックスだった。
母からは、
「度胸と愛嬌が無い」
「性格の悪さで友達が出来ない」
そう言われていたので、そうなのだろうと信じてきた。
確かにそうだった。
見知らぬ人と目を合わせることも、声を掛けることも怖すぎる。
愛想笑いなんて、口元が震えて出来るはずもない。
更に、女子のカーストで明らかに意地悪している人たちを軽蔑していたし、人それぞれ価値観が違うし、生きていく場所も違うのに「みんな仲良く」という道徳観を、薄ら気持悪いとさえ思っていた。
ただ、これでは生きずらい。
ならば、改善しよう。
度胸と愛嬌は、意識して後天的に身に付けることができた。
何なら得意というところまで上げたけれど、やりきって楽しかった後には急に「虚無」の自分が現れた。
最後のカーストの輪に入ることも出来たけれど、ものすごく精神的に疲れたし、長続き出来なかった。
頑張っても出来ない…
頑張れば頑張るほど、精神的に辛くなる。
自分の至らなさに悩み、大人になり仕事を続けることに精神的苦痛を感じていた20代。
とことん一人悩んで、心理学や哲学を学んで考えた。
そして、30代で初めて知ったHSS型HSP。
今までの謎が、ストンと腹に落ちて軽くなった瞬間。
「コミュ力高い」と言われるけれど、「実は、人間関係が超苦手」そんな人に、HSS型HSPという気質、性質を知ってもらいたい。
きっとグッと楽になるから。
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