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父ちゃんの道楽・ブログについて

私の趣味の一つに「ブログを書く」というものがあります。このnoteもその一部なのですが、このnoteの他に、WordPressを使って運用しているブログがあります。このnoteでは「父ちゃん」の立場から子育てについて記事を書くというテーマでやっていますが、もう一つのブログは完全に個人的な日記です。家族、友人が主な読者です。

そもそも、私がブログ(らしきもの)を書き始めたのは、今から20年以上前の学生時代。その頃は、「Windows98」がリリースされ、一般家庭でもパソコンやインターネットが普及し始めた時でした。ブログは当時からありましたが、個人が運用する場合、いわゆる「ホームページ」に日記記事を書き込むためのツールとして用いられていた記憶があります。「ブログ」と「掲示板」は、ホームページを作る際の必須ツールでしたねー。私も当時は、まず自分のホームページを作って、そこに日記、エッセイ風の文章を書くということから始めました。Webの基本的なプログラミング言語である「HTML」をノートパッドなどに書き込み、それをブラウザで表示すると文字や背景色、画像などが映し出されるという、デジタルだけど、なんともアナログな作業内容。でも、プログラミングを初めて体験した私にとっては、自分の打った文字が違った形で画面に映し出されるということが面白くて仕方がなかった。そんなわけで、そこから10年ほどはHTMLを打ち込む日々が続きます。JavaScriptやCSSぐらいまでは独学で勉強しましたが、その後、スマホが普及して、スマホ対応のWebサイト構築について行けず、ホームページ更新が滞るようになってしまいました。

アナログなHTMLでの作業が好きだったので、レンタルブログで日記だけを書き続けるということに踏み切れなかった私ですが、子どもが生まれて、実家に拠点を移したときに、ふと、日々の子育て、日常のこと、趣味のことなどを記録に残そうと思った。もともと、20代前半から手帳に日記をつけていたこともあって、それをブログでやろうと思ったのです。それが今から6年前。はじめは無料で作れる「はてなブログ」で運用開始。毎日更新を目標に、1年ほど続けてみました。結果、毎日更新はできなかったけど、月に1日書けなかった日がある程度で、ほぼ毎日更新ができました。その後、レンタルブログでの限界を感じ、より拡張性が高いWordPressに移行。ある程度は自分でカスタマイズできるWordPressは、昔、HTMLを打ち込んでいた頃の楽しさを甦らせてくれました。やっぱり、何かを作り出す、デザインするということは、私の中で大切な作業なんだと実感。

そして現在。友人が始めたことがきっかけで出会ったこのnote。ここでまた、文章を書くという楽しみに再会しました。

noteにはたくさんの書き手(作り手)がいて、それぞれが自由に書きたいことを書いている。この雰囲気が、20年前、私がホームページを作っていたころのインターネットの雰囲気にとてもよく似ていると思いました。情報を発信し、また受け取ることを純粋に楽しむという世界。どこの誰が発信しているか分からないような情報ではなく、書き手の人柄が滲み出る文章の数々がそこにはありました。閉じた世界だからこそ可能な世界観かもしれないけど、「顔の見える文章たち」が集まっているこのnoteという場所はとても貴重だと思っています。

ちょっと本題からズレました。このことについては、また別の機会に書きたいと思います。


ブログを書くことで多くの人に自分の書いた記事をみてもらい、またそこから交流が始まるというのがブログの大きな魅力です。また、書き手としては「この時、こんなことがあって、こんなことを考えていたんだ」ということを記録する個人的アーカイブの側面があるかと思います。私の書いている個人的なブログは、ほぼ後者としての役割しかないかもしれない。あまり多くの人の目に触れないブログは、紙媒体の日記と同じなのかもしれないけど、長く続ければ続けるほどブログを書くことが面白くなってくるし、後で読み返すという楽しみも増えます。自分自身が一番の読者でも良いんじゃないですかねー。

読み手の立場としての私は、個人的な想いを誠実に綴ったブログを読むことが好きです。そんなブログに出会うと、とても嬉しい気持ちになります。ブログに「何が」書いてあるということよりも、「どんな人が」書いているかというところを読み込もうとしてしまう私は、やっぱり昭和生まれ古い人間なのかもしれませんね。


ということで、ブログを書くのも読むのも好きな私。このnoteで素敵な文章に出会えることを期待しつつ、家族や友人への近況報告と、老後に読み返す楽しみとして、これからもブログを書き続けたいと思っています。


以上です。


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