～～波待ち日記～～３人和尚に御来光
９月２９日（火）晴れ。先週は台風の影響で海に入れなかったけど、今日は穏やかな天気。夜明け前からサーフバディである先輩と一緒に海に向かいます。
ここ数回は相性が悪かった仙台新港の波ですが、今日は潮が合ったのか、はたまた地形が整ったのか、腰ぐらいの波がコンスタントに割れている。おお、これは楽しめそうだわ。
キレイな朝焼けを見ながらパドルアウト。
そして、今日も波待ちが始まった。
仙台新港は宮城県内で最もメジャーなサーフポイント。仙台市という東北一の街にあるポイントなので、県内に限らず、東北一のメジャーポイントと言っても良いでしょう。街の中心部から車で30分ということもあり、平日も多くのサーファーが仕事前に波乗りを楽しんでいます。私も単身赴任中の環境を最大限に活用して、同じく単身赴任中の先輩と週二ペースで平日の波乗りを楽しんでいます。
5月から海に入り始めて、平日の早朝に波乗りに来るローカルの顔を少しずつ覚えてきました。ベテラングループ、プロ並みの上級者、初心者らしき若者など、顔とライディングを認識できるようになりました。お互い顔が分かるようになると、挨拶をしたり、軽い会話なんかするようになる。でも、海で名前を聞いてお友達になることは少ないと思います。なので、私と先輩は、よく見かけるサーファーにあだ名をつけたりして、帰りの車で話題にしてます。スキンヘッドの上級者には「ケリー」、モジャモジャ頭のスタイルサーファーには「マチャド」、男前のナイスミドルには「克典」、黄色いフィッシュボードの彼は「黄色ボード」（まんまですね）、などなど。
中でも最近気になっているのが、いつも二人組で海に来る坊主頭のコンビ。一人は体が大きく、ファンボードに乗っていて、お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルに似ている。もう一人は、少し小柄でDHDのショートボードに乗っていて、お笑いコンビの「千鳥」の大悟にそっくり。波待ちのポジションが私や先輩とかぶることが多く、ここ数回の波乗りでは、いつも隣にいる印象。
なんで気になるかっていうと、私も坊主頭だから。たぶん、私は周りから「U字工事」の益子だと思われているに違いない。
ちなみに、栃木県は私の地元から近く、訛りも近いので、益子さんに勝手に親近感を持ってます。
今朝も彼らの近くで波待ちしていたら、先輩から
「オレから見ると、３人が直線に並んで、朝日に照らされた様子がなんだか有難い光景に見えるわ。。。」
と言われました。
そうか。周りから見たら、私たち３人は仙台市内のサーフィン好きなお坊さんグループにしか見えないかもしれない。よく見たら、ナダルさんも大悟さんも、背筋をピンと正して波待ちをしている（ように見えた）。
そんなことを思っていたら、私のところに丁度良いセットが向かってきたので、無心でパドルしてテイクオフ。ここ最近では一番良い波でライディングできました。
２人の波待ちの姿勢を見て私の心が整ったことにより、海が良い波を届けてくれたに違いない。ありがとうございます。
１本だけだけど、良いライディングができたので、満足して海を上がりました。
海よ、今日も良い波をありがとう。
そして、ナダルさんと大悟さん、これからもちょくちょくご一緒させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
合掌。
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