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「インターネット広告」クリエイティブの”つぼ”

EC、ホームページは、もちろん作っただけでは機能しません。広告など「集客」をして、
見ていただく、来ていただく、
ということに取り組みます。
検索や、バナー広告、動画広告から、提供するサービスや商品を知ってほしいおきゃくさまとコミュニケーションを実施していきます。

コミュニケーションをとるための「ことば」「伝えるポイント」などクリエイティブを考える中で、大切なポイントを書いていきます。

「痩せる、生える」でなくても目をとめていただくために

健康食品や化粧品を広告するには、一定の「表現のルール」があります。明確な根拠がない場合は、「治る」ニュアンスのことをダイレクトに伝えてはいけません。「治す」のはクスリであって、健康食品の範囲ではないからです。
残念ながら、中には意図的に「言っちゃってる」広告もゼロではないようですが、必ずしも「言わないと売れない」ということではありません。ルールに従って広告を書いていきます。

大事なポイント、ひとつめ。

特に、インターネット広告での集客を考える場合に最も大事なのは、
「タイミング」
です。オフラインに比べて、更新性が高いメディアである、ということは、更新されていない=古い=求めているものと違う、となってしまう可能性があります。
でも、常に新しいクリエティブを生み出していく、というのも現実には難しいかもしれません。そこで作り続けるためのヒントをお伝えします。それは、
「今」
です。季節、時間、記念日など、”「今」である理由”を考慮していきます。「春だからこそ」「朝だからこそ」伝わるクリエイティブを作っていきます。実際に手元に届くのは先になる、とわかっていながらも、食品通販の広告は、夕方(夕食タイミング)がよい、というのは数年来変わらずに言われ続けているところです。

特にリスティング広告では、

社名や商品名で検索があった場合、既に以前に購入いただいている既存のお客様であることも少なくないでしょう。この場合に「初回限定キャンペーン」などを訴えるだけが正解ではないかと思います。このケースでは、
おきゃくさまとのメッセージのやりとり
という意識で考えてもよいかと思います。例えば「株式会社〇〇_電話番号」「〇〇株式会社_ 問い合わせ」という検索があった場合には、その”問い”に対する”答え”をそのままクリエイティブにします。

ふたつめのポイントです。

SNSが使われ、誰でも発信できるようになったことで、企業発信のメッセージが届かない(信用してくれない)ことも少なくありません。ここで少しギミックになってしまうのですが、「企業発信であるけれども、他の人の目線」を使います。
例えば化粧品であれば、「きれいになった」ではなくて、「きれいになったと言われます」と、他の人の目を通したコメントにすると、”自分ごと”に置き換えやすくなります。
あるいは、寝具のECであれば、機能や素材を前面に出すよりも「朝の目覚めがスッキリ」というシーンを打ち出します。
もちろん、商品やサービスによって、これがすべて当てはまるわけではないですが、健康食品や化粧品の広告を実施してきた中では、この視点がハマることが多いです。


とはいえ、テクニックではなく、

まとめてみると、「今」この商品やサービスを使う理由を伝え、使ったときのイメージを想起していただくことを念頭に考えていくことです。
ただ、あくまでも、
おきゃくさまに商品、サービスの良さを知っていただく
ことが大前提。そのためには、発信側が商品、サービスを熟知していることが必要です。さらに「伝えたい」熱さももちろん必須。

メディア媒体や広告代理店が推奨する「成功例」や「テクノロジー」は、その次のプライオリティ。伝えたいことがあるのに、枠の都合などで発信できない、というのは本末転倒。広告を出す、ことが目的ではなく、知っていただくことを追い求めましょう。


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