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私の親は毒親だ

親元から離れて、逃げて、今年の6月で4年になった。

変わったことはたくさんある。

好きな服やコスメが買えるようになった。無理してご飯を食べなくて済むようになった。夜中、外へ出ても何も言われなくなった。パソコンを開いていても何をしているのか聞かれなくなった。こそこそとゲームをしなくてもよくなった。収入を取られなくなった。嫌いな煙草の匂いから解放されたのとタバコを買いに行く必要がなくなった。洗濯物と洗い物や掃除が楽になって物の整理をしても崩されることがなくなった。

探したらキリがないかもしれない。

だけど、変わらないことにも気づいた。

 親は何があっても親であること。
 私の親は考え方がおかしいこと。

 私を理解していないこと。

の3つ。

2人とも言い分はあるだろうけど、
それを理解しようとは思わなくなった。

私達子供にとって生き地獄な人生を送ることになったんだから。

心配だと言いつつも気なるだけで心配してるわけじゃない。
幸せになってほしいと言いつつも、その道に行こうとすると批判と否定攻撃が始まる。離れていってほしくないという自己中な気持ちで、私をコントロールしようとあれこれ理由や原因をどの引き出しから出してきたの?って呆れるくらいに持ち出してくる。

自分の思い通りにならないと冷たく突き放して日記のように送ってくるメッセージをパタリと止めて、気を引こうとして私に罪悪感と後悔を生ませようとする。

だけど、物理的に離れると見えなかったものが見えて
正しいと思っていたことが間違いだったと気づく。

その代わりに感情のコントロールが困難になっていく。

暴れたくもなるし、攻撃したくなって言葉を荒らげながらぐちゃぐちゃな感情と純粋に親に甘えたかった寂しさや、理解されない孤独感たちがスイッチを誰かに入れられたかのように暴走する。

その度に「ごめんね」と謝罪されると先に書いたように罪悪感や後悔は生まれる。

そうなると悪い子だと思っちゃうし、不安にもなる。
心臓を潰されているように苦しくなる。
その度に主治医にこんなことがあったと話して、
彼にも話して「間違ってる?」って確認をする。

客観的な見方が欲しいのと親のように主観的になりたくないから。

「間違ってないよ」と言われると少しだけモヤモヤが減る。
「こういう見方しかお母さんは出来ていない状態だから」と主治医が説明をしてくれると1つのものしか見えていなかったものが、周りが見えるようになって、なるほどと納得できて立ち直れる。

「もうその手には乗らないからね」って。

けれど、どんなに距離を測っても縁を切っても
親であることに変わりはないんだ。

それでも、私の親がおかしいのは確か。

2019.07.04 ao

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