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短編小説:ポジティブ田中の悪いクセ!

田中はさまざまな一面を隠している。

天気の良い日は朝から元気。
天気が良くない日は一日中気分が悪い。
天気が良くても朝から気分が悪く、イライラしてしまう時もあれば、そうでもない時もある。

彼の性格はポジティブもネガティブも両方ある、どこにでもいる一般人。

でも、彼には周囲に言えない秘密を隠している。

それは、人にいい人だと思われたくて、無理にポジティブな面を出してしまうこと。

それを聴いて僕は別に普通じゃない?と思った。
田中は”?“の顔をしていたのでもう少し聞いてみた。

僕:「ポジティブな面を出すことは普通じゃない?だって、その方が印象いいし、友達とか彼女とか暗いとちょっと会おうと思わないし。。。」

田中:「否定はしない。けどそれは表面の話で、俺が言っているのはもっと深いところ」

僕はこう思った。
田中は真面目なやつだ。何言っているのか分からない。こいつ、さては理系だな!

田中:「俺は文系だ」

僕:「ん?いきなりどうした?
ってか俺、口に出していた?」

田中:「顔が言っていたよ。」

僕:「日本語おかしくねぇーか?
まぁーいいや。で何が不安なんだよ」

なぜか知らないが、僕はムキになっていた。

田中:「要はポジティブなやつではないのにポジティブを振る舞うのがおかしいということ。というか辛い。」

僕:「“からい”?」

田中:「なんで“からい”が出てくんだよ!」

僕:「いやだって文字で見たら“からい”って読むし。
てか知ってた?
“辛い”に一本出したら“幸せ”って字になるじゃん。
それで。。。」

田中:「いやもういいよ!てかどの目線で言ってんだよ。」

僕:「いや〜ちょくちょくボケかまさないと、読むの飽きてしまうと思ってついww」

田中:「だから誰に言ってんだよ。つまらなすぎて序盤から読んでもらってねぇーよ!
俺も誰に言ってんだろ!」

続く

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