【イカれたパスタを紹介するぜ】ハンバーグとカルボナーラを合わせた重罪パスタの作り方
本日の冷蔵庫には
捏ねておいたハンバーグとチーズ、卵しかない。
さて、どうしたものか。。
いつもの私なら
卵のせハンバーグを作っていただろう。
しかしここで脳内タイムワープが起こった。
数年前、渋谷のRODEOというお店で
ハンバーグが乗ったパスタを食べた記憶がフラッシュバックしてきた。
そのパスタはハンバーグを崩してデミグラスっぽいソースと和えていたのを覚えている。
しかしそんなおしゃれソースは我が家に今のところ存在しない。
啓示があったのだ
作るしかない。
思い立った私はあの日のハンバーグのせパスタをカルボナーラで魔改造することに決めた。
あらかじめ卵黄2個とチーズこんもり、胡椒好きなだけをしっかり混ぜておく。
これはカルボナーラなどと同じ工程。
まずはハンバーグ。
弊社の豚肉を使った飲める脂の挽肉(5mm荒挽き)を150g
1/4をみじん切りにして炒めた玉ねぎ
塩と胡椒ひとつまみ
精肉を使った挽肉なのでナツメグなどは不要。そのままの味を楽しんでほしい。
こちらを練りに練った、肉感あふれる非常にシンプルなハンバーグを焼いていく。
こちらはバンズに挟んだ時のもの。
もはやこれだけで十分な逸品。でかいパティは家で作ると自由自在。
やりたい放題である。
サム○イマックも腰抜かすくらい肉感あふれる手捏ねハンバーグを仕上げてやろう。
焼き目をつけたら少し水を足して弱火にしてからじっくり10分ほど蒸し焼きにする。
中まで火が通ったらハンバーグは取り出しておく。
フライパンに残った脂や焦げ、肉片はそのまま取っておく。
これがのちのち旨味としてパスタに還元されるのだ。
何よりここの段階でハンバーグを少し焼き込んだ方がパスタをくわえた時色が濃ゆくなって食欲をそそる色合いに仕上がる。
非常にサスティナブル。
少し素材についての話にお付き合い願いたい。
挽肉といえばスーパーで安く手に入るお肉という印象があるだろう。
端材や筋っぽい部分が入っていたりするというのも確かだが
お肉になる豚をうむ母豚のような一般的に
テーブルミート(精肉)向きではないお肉が使われている面もある。
今回のメニューでも、ミートソースでも麻婆豆腐でも餃子でもいい。
一度、精肉を挽いた挽肉を使ってみると違いを感じてもらえるかも知れない。
臭みがない、旨味がしっかり、後味がさっぱりなど、思っていたより感動してもらえるのではないかと期待している。
とはいえ、別に市販の挽肉が不味いわけでも何でもなくてあくまで好みの問題なのであまり気にすることはない。
本線に戻る。
次にパスタを茹でていく。
パスタ側に特別具材はないので塩は1%くらいと濃いめにしておくとよい。
ハンバーグに使ったフライパンをしっかり熱して
茹で汁をおたま一杯加えて乳化させる。
そしてパスタ合流。
あとは先ほど仕込んだ卵黄とチーズのソースと混ぜ合わせる。
薄くなってしまうと整えるのが難しいので
味が濃かったり、ソースがベトっとしている時は少しずつ茹で汁を足していく。
具なしカルボナーラを作るイメージ。
下の記事に細かい流れがあるので参考にしてみてほしい。
後はパスタにハンバーグを乗せて
お化粧がてらチーズや胡椒を削って終わり。
気づけば材料は少ないのにやたら手の込んだ仕上がりになった。
このパスタ、もちろんこのまま食べるには人間向きではない。
好きな粗さにハンバーグを崩して混ぜ混ぜして食べる。
この瞬間が実に心を躍らせる。
ハンバーグを程よく崩したらよくパスタと絡める。
肉の旨味が広がって香りが少し変わっていく。
しっかり混ぜたらいただきます。
もはや暴力的なほどにビジュアルが破壊されているのにうまそうである。
お行儀という言葉など傍においてこの一口を噛み締めたい。
思いつきでなんてものを作ってしまったのだろう。
美味しいものと美味しいものを掛け合わせるにおいてこれほどまでに堪らん組み合わせはなかなかない。。
挽肉のパスタといえばミートソースなり肉団子の入ったトマトパスタなり
世の中にはあるし「何を今更」というのも理性としては納得できる。
ただそれ以上にロマンあふれる一皿だった。
笑ってしまうくらい美味かった。その手があったか。
是非お試しいただきたい。
シンプルな素材でワクワクできることうけあいである。
今回使った素材はこちら
もっと粗挽きで肉を感じたい方には1cm挽きという極粗挽きがあるんですね
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ちょっと、いいコーヒーが好きです