移動の質の向上=人生の質の向上

人間本体の移動効率について考えたことがあるだろうか
最近ではLUUPや自動運転技術などモビリティの開発が盛んであるが
人間の移動を便利にする、移動効率を上げるのではなく
人間自身の移動手段である歩くや走るといった移動効率を向上させることで
人生の質が向上するといっても過言ではないと私は考えている

理由は3つだ

運動機能の向上につながる

一つ目は運動機能の向上だ
効率の良い動作は運動機能を最大限に引き出すことができる
反対に非効率な動作は運動機能に制限をかけてしまう
例えば長い距離を歩く際に膝が曲がりにくいように包帯を巻かれていたらどうだろうか
きっと周囲の関節に負担がかかり、長距離を歩くことは難しく
無理な状態で歩行を続けた結果、怪我をし運動機能の低下につながるだろう

ここまで極端な事例は日常生活では起こり得ないが、運動不足や過体重だと関節可動域に制限が起こり、筋肉の過活動が起こりやすい

運動機能を適切に保つことで、旅行やアクティビティなどのイベントに限らず、痛いことが当たり前の日常生活から脱却することができる
毎日痛みを感じながら生活している状態と、毎日痛いところがなく痛み以外に集中できる状態はどちらのほうが人生の質が高いだろうか

私は後者の方が人生の質が高いと考えている

関節機能の保護ができる

二つ目は関節機能の保護が理由だ
実は関節は適切に使用しても50年前後で寿命がくる
不適切な使用を続けると、よほど組織が丈夫でない限り耐用年数は減っていく
関節機能が落ちれば自ずと移動効率は低下するし、疼痛の発生にもつながる
非効率な動作は関節にも負担をかけるため、長期的な視点で見ると
移動効率を上げることに取り組むのは決して無駄なことではなく、むしろ全人類が行った方が良い施策である

興味・意欲が向上する

最後は興味、意欲の向上だ
これはどういうことかというと、ここまで疼痛起点の内容になり申し訳ないのだが「〇〇へ行きたい」と考えた時に、歩くたびに痛い膝をもっていたらどうだろうか
きっと意欲は削がれてしまうし、いつしか興味を持つことすらしないかもしれない
ただそのような疼痛はお構いなしだという人もいるのでこの限りではないが、少なくとも一般的なメンタルの持ち主であれば、痛みに耐えながら意欲を保ち続けるのは難しいのではないだろうか
また認知機能の向上に大いに役立つ
わかりやすい例で言うと、年齢を重ねるにつれて耳の聞こえが悪くなる
認知機能が低下し、外界の刺激に対する反応が少なくなると次第に感情表現も乏しくなる
つまり外への意欲を保つためには認知機能を正常に保つことは重要である。

モチベーションを高い状態で保てることは、そのまま人生の質の向上につながる

最後に

移動のクオリティは人生の質に直結する
またビジネスの質にも直結すると考えている
日常生活において時間効率をあげるために電車ではなくタクシーを使う
徒歩で遠い場所へは自転車を使うなど自然と移動の効率化を図っているはずだ
ヒューマンモビリティという分野では高齢者が移動しやすい乗り物などさまざまなものが開発されているそうだ
しかしそういったもので移動効率化を図ることはもちろんだが、人間自体の移動の質は高めておきたいものだ

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