見出し画像

子どもに注意してもうまくいかない理由

こんにちは。心を育む子育てサポーター 森かほり です。2冊の子育て本の翻訳出版と、2011年の大津市のいじめ事件をきっかけに、保護者向けの講演活動を始めました。テーマは「自己肯定感をはぐくむ子育て」で、全国のPTAや自治体からお声がけいただいています。



なんでこんなワガママ言うんだろう

「そんなワガママはダメよ」

と、子どもに注意している親御さんは
多いと思います。

わたしも子どもが小さいときは
よく言っていました。

大きくなっても
「もっと自信をもちなさい」とか
「もっと強くなりなさい」とか
言ってたように思います。

これって「あなたは自信がない子」
「あなたは弱い子」というメッセージを
送っているようなもの。

このようなメッセージは
その「欠点に思える性格」を直すため
なのかもしれませんが、
そう言い続けることで
その性格が直った!という話を
わたしは聞いたことがありません。

心の勉強をしてきて、今思うのは、

「子どもは、
本当はワガママ(や弱いなど)ではなくて
実は親が ”フィルター” を通して見ているから
そのように見えているだけ」

ということ。

親の”フィルター”

どういうことかと言うと
この子はワガママだというレッテルを貼ると
そのレッテル(=フィルター)を通して
その子を見るようになります。

子どもの様子を見ていても
親がワガママだと思うところばかりが
目立つんですね。

ワガママでない時もあるはずなんですが
そこはあまり 目につかないのです。

なぜなら子を見る親のフィルターが
「この子はワガママである」 だからです。

子どものいろいろな姿の中で
ワガママな部分だけが
強調されて見えているようなイメージ。

「あなたは無愛想だ」フィルター

例えばわたしは子どもの頃よく母に
「あなたは無愛想だ」
と言われていました。

「女の子なんだから
もう少し ニコニコしていなさい。
もう少し 愛想良くしなさい」と。

そう言われて
そうか、愛想をよくしよう!
と思ったことはありません。

むしろ
自分は普通の顔しててこうなんだから
しょうがないやん
と、なんともいえない
嫌な気持ちになったものです。

結局わたしは大人まで変わらず、
たぶん愛想のない
近寄りにくい人間だったと思います。

フィルターの影響が和らぐのも、親の言葉

現在も、わたしは特別に愛想が良いとは
思いませんが、
「無愛想でもないかも」と
思えるようになったきっかけがあります。

20数年前、わたしの披露宴で、
お祝いを言ってくれる人に、
わたしがニコニコ対応しているのを母が見て
「ずいぶん愛想が良くなったね」
と言ったのです。

まあ披露宴だし、
自然にニコニコ顔になるものでしょうが、

そうやって言葉で言われたことが
妙に嬉しかったように記憶してます。

( 大人になってからも、
親の言葉で一喜一憂するなんて、
親の言葉の影響は本当に大きいな
と改めて感じています)

日ごろの言葉かけを軽く見ないで

あなたは日頃お子さんに
どのような言葉をかけていますか。

「あなたは~な子ね」
としょっちゅう 言っていませんか。

その言葉が
子どもの心に刺さってしまうと
子どもは余計にそのようになっていく
可能性があります。

性格を決めつけるような言い方は、
意外に影響が大きいものです。

逆に、自信をつけさせようとして
プラスの意味で
決めつけた言い方をしようとするのも
おすすめしません。
(詳しくは下の動画で説明してます)

子どもがどんな子かという視点よりも
今この時点で
子どもは何を感じて
何をやっているのか
を客観的に見つめる意識を
持てたらいいですね。

日常生活で子どもにレッテルを貼るような
言い方をしないためには
どのような言葉のかけ方が良いのでしょうか。

関心のある方はぜひ
森かほりの公式LINEに登録して
下の無料動画をご覧ください。

子育てあるある!な場面での
エピソードをふんだんに盛り込んで
子どもに レッテルを貼らない褒め方や
言葉のかけ方をお伝えしています。

LINE登録は
以下のリンクからお願いします。
【森かほり公式LINEに登録して無料動画を見る】


LINE登録して動画を見る

PTA講演会のご案内

<森かほりが翻訳した本・書いた本>

●翻訳書
 『やさしいママになりたい!ギノット先生の子育て講座
 『子どもを上手に叱っていますか?しあわせな親子関係を作るコツ教えます

●著書(電子書籍)
 『自己肯定感をはぐくみなおそう 自分と対話する10日間

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?