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聴いて欲しい。。。

あの人は
助けじゃなく
許可を求めに来た

(映画『イコライザー』より)

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心理療法の一つに
『来談者中心療法』
というものがあります。

簡単に言うと
クライエント(相談者)の
立場を重んじ、
クライエント(相談者)が、
自分で問題を解決することを
信じ、前提としている考え方です。

カール・ロジャース博士が
確立した手法です。

それまでのカウンセリングは、
クライエント(相談者)の相談に対して、
生育歴や経験・体験を遡り、
その人生の中に問題の起源のようなもの
があると考え、
例えば「トラウマ」のように
相談の原因を焦点化したり
分析し、問題を明確化することで、
カウンセラーが答えを導く形でした。

ロジャース博士は、
それまでの
指示的なカウンセリング
に疑問を感じ、
人は、どんな心理状態であっても、
自分自身の内部に、
自分自身を回復させる力がある
と考え
「非指示的カウンセリング」
を提唱しました。

具体的には、話しを聴きます。
クライエント(相談者)は、
問題・相談の答えを持っているのですから、
お話しを聴かせて頂く中で、
自分で気づくのです。

だから、来談者
つまり、クライエント(相談者)を
中心に考える心理療法になります。

クライエント(相談者)の中に
答えはある

そう考えると、
相談に来ることは、
実は…

聴いて欲しい
背中を押して欲しい
(許可が欲しい)

と考えることも
出来るのではないでしょうか?

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