ブラック企業あるある
昔、ブラック企業で働いてた時のこと。一部の人にはあるあるな話かと思いますが・・・
■状況説明
生活的には始発で家に帰って、仮眠してシャワーで目を覚まさせて、9時ごろ出社。オフィスには寝る場所が無い(ソファーとかもない)。
普段の疲れが蓄積され、「寝ないと生命維持的にヤバイよ」って脳みその奥の方が悲鳴をあげた時に寝る(仮眠)という手段をとります。
この寝る場所のないオフィスのどこで寝るか?という問題
フェーズ①デスクで寝る
まずは、パソコンを閉じて、机に対してうつぶせになって寝ました。いわゆる、学校の授業の居眠りスタイルです。このスタイルは、起きた瞬間、「ウイダーinゼリー」並みのスピードで仕事に取り掛かれる反面、疲労回復という意味では最悪のスタイルです。
そもそも、高校生たちが、「教師がいつやってきても大丈夫」というコンセプトで開発された(と思っている)スタイルなので、そもそも向いていません。
フェーズ②イスを並べる
そして、次はイスを並べて寝ます。だいたい3つほど並べると身体を伸ばして横になれます。ここで人類は、身体を横にして寝るということをおぼえます。ただ、最初の頃は、イスを同じ方向に並べるので、寝返りなんてうつと下に落ちてしまいます。
そして大体の人がイスを互い違いに並べるようになります。そうして落下防止の対策をとるようになります。ただ寝返りがうてないので、とても窮屈です。メリットは「羊たちの沈黙」に出てくる移送されるレクター博士の気持ちが少しだけ味わえるということぐらいです。
フェーズ③床で寝る
ここで、「床で寝る」ということをおぼえます。というか、フェーズ②の段階で既に、「床で寝る」ということは頭の片隅にありました。でも「人として会社の床で寝るなんて・・・」という葛藤があり、その選択は避けてきます。フロアマットが敷かれているので、硬さ的には大丈夫です。ただ、昼間は社員がそこを土足であるいているので、「衛生的に大丈夫か?」とか「人としてよいのか?」という、倫理的とか道徳的な葛藤にさいなまれます。
しかし、「ちょっと、試しに少しだけ、ほんの少しだけ」という気持ちで、寝転がったらもう終わりです。
「少しだけの気持ちでポテトチップスの袋を開け、気づいたらポテチなくなってた!」それと同じ状態になります。
その後はフェーズ②に戻ることはありません。
フェーズ②とフェーズ③には大きな心理的なハードルがありますが、寝心地という意味でもフェーズ②とフェーズ③には大きな差が存在します。
フェーズ④ダンボールを敷く
床で寝ることをなんとも思わなくなった後、そこの改善に努めるようになります。
ダンボールを敷くようになります。大体の会社にダンボールがあります。ダンボールを敷くことで、衛生面、柔らかさが担保されます。しかも意外とあったかいです。
こうして僕は、東京五輪よりずっと前に東京でダンボールの寝心地を知る人間の1人になりました。そして自分のロッカーに敷布団用の段ボールを用意するようになりました。
フェーズ⑤ダンボールを敷布団にブランケットをかける
なんとなく、上着をかけて寝ていましたが、物足りなく感じます、そこでノベルティのサンプルでもらった、ブランケットを見つけます。
そのブランケットを、掛布団にして寝るようになります。もうフェーズ①の頃とは比べ物にならないぐらいの疲労回復度です。
なんならHPも30%ぐらい回復します
最終形態 敷布団=ダンボール 掛け布団=ブランケット 枕=丸めたプチプチ
ついに最終形態が完成します。枕が無いことに気づきます。今まではセルフ腕枕でやってきましたが、やっぱり何か足りない。そこにプチプチ(梱包材というやつ)が転がっています。
何気にを丸めてみます・・・・枕が完成しました。
ついに完成しました。寝心地はさらに増します。それでもソファーとかで寝るより全然だめです。
結論
寝心地について
家の布団>>>>>>>>>>>>>>>最終形態
布団って最高だなぁぁぁ
以上、ブラック企業に入らなかったら気づけなかった、気づかなくてよかったことです。
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