その土地の物語を語る建物たち
コンビニでスイーツが買える前
アマゾンで本が買える前
スーパーで何でも買えるようになる前
野菜は八百屋で、肉は肉屋で、魚は魚屋で
洋食に子どもたちが胸を踊らせていたとき
そこにはその地域の経済圏が必ず存在していた
そしてそこには八百屋のおじさんがいれば
肉屋のおじさんがいて、豆腐屋のおじちゃんがいた
食材の買い物がいっぺんに済むスーパーが出来て
24時間何でも手に入るコンビニが出来て確かに便利になったけれど
沢山のおじちゃんとおばちゃんを作ってくれた建物は
どこか懐かしく
その土地の物語を語っている気がする
あっちに行ったり、こっちに行ったりしながら
肩に下げている袋の中身をいっぱいにするのが楽しいんだな、これが。
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