日本の学校の常識に苦しまなくていいんです。
先日、不登校の子どもの親の会のネットワークにお招きを受けて、
お話をしました。
幸い、みなさん、話の内容を興味深く受け止めてくださいました。
ブログなどに、たくさん感想を書いてくださった方たちも。
「全ての子どもに関わる大人たちに聴いて欲しい。」
「みんな早く気づいてほしい」って。
不登校の子どもたちの保護者対象にお話ししたことがなかったので、
少しでもお役に立てばと思います。
以下は、皆さんとのやり取りを通じての私の感想です。
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日本の普通の保護者も先生も、
自分の関わってきた学校以外の教育の情報が伝わっていなくて、
狭い世界の中で、不登校に悩んでいたりします。
暴れなくてもいいのに。
離婚しなくてもいいのに。
喧嘩しなくてもいいのに。
死ななくてもいいのに。
宿題は絶対に出さなければならないと信じている先生。
受験に合格させることが自分の仕事だと思い込んでいる先生。
給食を完食させなければならないと無理やり食べさせる先生。
学校に行けなかったら社会でやっていけないと断言する先生。
不登校の生徒に、卒業式に出るかでないか決めろと迫る先生。
通学カバンはランドセルでなければならないと疑わない先生。
こういったもろもろを我慢できないとろくな人間になれないという先生。
そんな話が、次々と保護者から伝わってきて、
保護者もそうしなければならないと信じていて、
あるいは、どうしようもないと嘆いていて、
かつての子どもたちの苦しみが、
そのまま親になったときの学校に対する恨みになっていたりもして。
そういう保護者たちのzoomの会で、
それ、全部、必ずしも常識ではありませんよ、と言うと、
みんな、ポッカーんとして、
ガーンとショックを受けて、
どうしてもっと早く気づかなかったんだろうと。
いいかどうかは別としても
宿題も塾もほぼない国、あります。
受験がない国、あります。
好きなもの食べてる国、あります。
学校に行っていない子どもたちがたくさんいる国、あります。
入学式、卒業式に整列しない国、行かなくても問題ない国、そもそも式がない国、あります。
教科書は学校に置いておく国、あります。
ホームエデュケーションでいい国、あります。
ろくな子どもが育たないだろうって言いますか?
子どもたちのことを考えていないって思いますか?
いい加減、もうやめましょうよ。
日本の教育のあたりまえに縛られてみんなで苦しむのは。
そうやって、子ども想いの親を根拠なく脅すのは。
今も、明日の学校のことを考えてうつうつとしている親子のことを思うと、心が痛みます。
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