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日本の小学生による民主的な対話のクラス

先頃、見学させていただいた小学校 2年生のクラス。小学生の授業をたくさん見たとは言えない私がどこまで授業を見られるかといったら、お粗末なものだと思うのだけれど、数日経ってやっとそこで見たものが頭の中でまとまってきたので、書き留めておこうと思う。

1.背の高い子やちょっと大人びた子、役割を担う子はいたけれど、声の大きな子、特に中心になっている子がいなかった。
2.場面によって役割が動いていた。
3.障害のある子が複数いたけれど、非障害児の場に溶け込んでいた。
4.ストーリーがなかったけれど、時間内に話し合いが収束していった。
5.先生はタイムマネジメントしたけれど、話し合いは子どもたちに任せられていた。
6.ごちゃごちゃしていても、雑ではなかった。
7.勝手な子が見受けられなかった。
8.揶揄したり非難したりバカにしたり否定したりする発言がなかった。
9.子どもがちゃんと要点を板書できていて、それを見ながら丁寧に話し合いが進んでいた。そうして見える形で合意形成がなされていた。
10.作られたパーフェクト、裏で糸を引いている完成形ではなかった。
11.ぼーっとする位に安心してみていられて、ヒヤヒヤイライラしなかった(授業参観では、実は私はそういうことが少なくない)。あまりに自然だったので、スルーしそうだったなぁ。

これだけのことが大人たちの会議で日常的にできればいいなと思う(笑)。
民主的な社会人になっていくためのステップが小学校2年生のクラスで見られた。
一年かけて作ってきたクラスだからできるのだろう。担任の努力と工夫の賜物だろう。

目立っていいところ、格好いい姿、があるわけではないから、パッと見ても見学者にはわからないのだろう。私も最初どう言語化していいかわからなかった。でも「よくあるクラスの中のひっかかり」がこのクラスにはなかった。全てが流れるように自然だった。

で、私の思ったことは、本当の意味での対話ができていない国会や各種審議会や教授会がこうなりますようにっていうこと。でっきるっかなでっきるっかな、大人〜♬。

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