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エチュード春一番 第三曲

「神」のような存在であるモノクロと知り合い
不思議な体験をする美綾の物語の三番目。

神とはどういう存在なのか
「たたる」とはどういうことか。
そんなことを、神的存在のモノクロと考えるのである。
いわゆる「ヒト」にある情というものはなく
いつも美綾が反発する。

いつも犬型のモノクロがヒト型になる時があって
黒田くん として接することがあるのだが
美綾は黒田くんには少し惹かれている。

今回は
平将門について興味を持って、
その時代に行き、将門を観察してしまう。



白黒のパピヨンなので、モノクロ


歴史上の人物「道鏡」が失意のうちに亡くなったのが関東だった
なんてことがわかってくる。


この、「エチュード春一番」は新しい文庫のシリーズだった。
荻原さんの作品は一つの「目玉」だったのだと思う。

「第一曲」「第二曲」が出た時は知らなくて
見つけたのは京都の地下街の本屋さんだった。
二巻目を先に見つけ、駅の反対側の本屋に周って
一巻目を買ったっけ と思い出した。

「エチュード第三曲」はなかなか出なかった。
買ってから私が読み始めるのにも時間がかかった。


「RDG  レッドデータガール」などは
なんだかんだ言っても人間同士なので
「カップル」として成立していく流れだったけれど
今回は相手が「神」なので、なかなかそういう感じには
ならないのかもしれない。
次巻は26年という説もあるが。
もちろん、出たら読む。






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