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エチュード春一番 第三曲
「神」のような存在であるモノクロと知り合い
不思議な体験をする美綾の物語の三番目。
神とはどういう存在なのか
「たたる」とはどういうことか。
そんなことを、神的存在のモノクロと考えるのである。
いわゆる「ヒト」にある情というものはなく
いつも美綾が反発する。
いつも犬型のモノクロがヒト型になる時があって
黒田くん として接することがあるのだが
美綾は黒田くんには少し惹かれている。
今回は
平将門について興味を持って、
その時代に行き、将門を観察してしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1688111823976-LP0CcCtkwc.png?width=1200)
歴史上の人物「道鏡」が失意のうちに亡くなったのが関東だった
なんてことがわかってくる。
この、「エチュード春一番」は新しい文庫のシリーズだった。
荻原さんの作品は一つの「目玉」だったのだと思う。
「第一曲」「第二曲」が出た時は知らなくて
見つけたのは京都の地下街の本屋さんだった。
二巻目を先に見つけ、駅の反対側の本屋に周って
一巻目を買ったっけ と思い出した。
「エチュード第三曲」はなかなか出なかった。
買ってから私が読み始めるのにも時間がかかった。
「RDG レッドデータガール」などは
なんだかんだ言っても人間同士なので
「カップル」として成立していく流れだったけれど
今回は相手が「神」なので、なかなかそういう感じには
ならないのかもしれない。
次巻は26年という説もあるが。
もちろん、出たら読む。
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