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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス


テレビℂМでは、マルチバースという言葉があふれ
アントマンと被っているという印象だったが。

このガチャガチャした映画を見て
マルチバースの正しい使い方って こっちなんじゃないかと思ったりした。
つまり、違う生き方の世界で身に着けたカンフーだのなんだのを
こちらの世界で生かすのである。
間違っても、スパイダーマンみたいに三人現れたりしないのである。
カンフーもすばらしい。

国税庁の監査役にして・・・
「私たちみたいな可愛げのない女が世界を動かしていく」

    

反抗期の娘と、気弱な夫。
「子どもを持たない生き方も良かった」と口走るヒロイン、エブリン。
そのせいでもないだろうが
娘は闇落ち。


闇落ち娘は母を亡き者にしようとし、
闇落ち娘を滅ぼそうとする集団も次々出てくる。監査からも逮捕に来る。
エブリンは
自分でもいろいろ嫌になってしまって
自分の店のガラスをたたき割ったりもする。

「争わない方向で」という気弱な夫の言葉に感じて
みんなを守ろうとするエブリン。

親子愛も、中年夫婦の再構築もある。


闇落ち娘 ベーグル作ったってよ。

色んなコスプレする娘はかわいかった。

「インディ」とハリソンフォードに走り寄って
頭撫でてもらっていたあの少年が、いい男になっちゃって
と、感慨深かった。


テレビℂМで、椅子ごと吹っ飛んでいくエブリンは
浅野温子さんに似ていると思っていた。



(0213)

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