気がつけば成長している...
今年もあっという間に4月になった。
数年振りに新人職員が入ってきた私の部署。
人が増えるのはとても助かるものである。
新社会人、新生活と慌ただしい4月だが、わが家の娘たちも無事に?進級し新しい生活が始まった。
そんな中、朝の通勤時の出来事。
いつも通り自転車をこいで出勤しもう少しで職場というところで、2人の中学生が前を歩いていた。
身長差からして兄弟かな?と思い進んでいくと、背の高い方がチラッと後方確認をして少し横にずれてくれた。
その横顔を見てハッとした。
2人はうちの窓から見える所に住んでいる兄弟。
お兄ちゃんは中3、弟は4月から中1になったばかり。
考えてみるとその日は入学式後、初めての登校日。
普段は自転車通学だが、初日だから歩いていたのだろう。
「おはよう。今年から中学生だもんね。おめでとう!」
そう声をかけると
「ありがとうございます!」
と弟が頭を下げてくれる。
思い返すと、わが家が今の場所に引っ越してきたのは7年前。
長女が幼稚園に入る年から住み始めた。
その時から子どもたちがよく一緒に遊び、今でも家族揃って関わりのある歩いて数秒のご近所さんがいる。
当時、年少の長女に対してそこの家の子は小4と小2、さらに長女の一つ下の子がいた。
なので本当に毎日遊ぶ。
その時によく遊んだ近所の小学生グループにいたのが、この兄弟だ。
小3と小1でいつも一緒に遊んでいた。
冷静なお兄ちゃんと元気いっぱいな弟。
近所の公園でも家の中でもよく遊んだ。
わが家の娘たちも彼らも成長していく中で、段々とそれぞれの友達と遊ぶようになっていったが、たまに顔を合わせると挨拶していた。
そんな彼が中学生。
月日の流れは早いものである。
よく【人の家の子の成長は早く感じる】と聞くが、まさにその感覚。
午前中に目一杯遊んで昼からは昼寝していた弟くんが立派な中学生である。
そう考えるとわが家の娘たちも、周囲の人たちから見れば想像以上に成長したと思われることだろう。
子どもって、気がつけば成長しているんだな...
そんなことを考えながら、近所の子とはいえ子どもの成長を感じられて、なんだか嬉しい気持ちでその日は過ごすことができた。
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