『レクリエーションを作る 5つのプロセス』③アプローチを考える
実際に行うレクリエーションの引き出しが欲しい。
そう考える人は多いと思います。
ただ、漠然とネタを探して実践していくだけでは、質が悪かったり次に繋がらなかったりします。
プロセスを踏んで思考を理解することで、おのずとレクリエーションの全体像が見えてくる。
価値のある支援に繋がっていくのです。
前回のおさらい
①アセスメント
②課題・目標設定
今回は目標からどのようなアプローチをしていくのか?を説明していきます。
目標の分類別に考える
これまでに立てた目標は
・全体の課題
・ 高レベル
・ 低レベル
・ 全体の傾向
と4種類に分類できました。
この分類別にそれぞれ異なるアプローチを考案します。
繋がりがなかったり、使えるかわからないと思ってもまずは置いときましょう。
『どうしたら目標を達成できるか?』に全思考を傾けます。
考えたアプローチが重複しても構いません。
むしろ重複した項目はニーズが高いと捉えます。
枠を越えてたくさんアイディアを出す
とにかく考えられるものを全て吐き出しましょう。
行き詰まったら、考えついた1つのアプローチから関連づけて、さらにアイディアを出していきます。
例) 風船バレー → 反応と上肢の運動
→ あっち向いてホイ → 指先の運動
→ 折り紙・工作
現実味がないと発想の枠を狭めるのは避けてください。
100メートル競走、ライブ演奏etc
おもしろいと思ったものは何でも書き出しましょう。
そのままでは無理でも、一部要素を取り入れることはできます。
それが後々よいエッセンスになってくるのです。
優先順位をつける
目標別にアプローチアイディアをたくさん出したら、選定に入っていきます。
重複したものは、ニーズが高く実用性もあるので優先度は高いです。
他にも各目標と見比べて、ニーズを満たしている順に番号を振っていきましょう。
同じ番号がいくつあっても大丈夫。
自分の基準で
① 超重要で絶対必要
② 普通に重要で取り入れるべき
③ できれば取り入れたい
④ あってもなくても良い
など4、5個の基準を作って優先順位をつけていきましょう。
さて、今回で様々なアプローチ案が出てきたと思います。
次回はいよいよ計画書作成となります。今まで丁寧に作ってきたパズルのピースを当てはめていく作業です。
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