見出し画像

インドの山奥を125ccスクーターで走って見ると、目の前は絶景映画のワンシーンだった⑥

あらすじ

2023年5月16日朝、カルギルを出発しレーまでのスクーターツーリング復路に突入。

前日と同じルートなるが、時間帯や天候などによって異なった景観が見れる事を期待している。

今日はとにかく天気が良くて暖かい。ということで楽しみながら行きましょう!

①パッシュカムの町並み

カルギルからレー方面に向かい、バイクで30分位のところにパッシュカムという町がある。

時期的にも良かったのかもしれないが、鳥の鳴き声と緑色の樹木が調和したきれいな町である。

奥に見えるモスクの緑色の屋根が樹木に溶け込んでいるのが魅力的だ。

町に近くなると、わずかではあるが桜が咲いていたりする。この辺りも春を感じさせる雰囲気だ。

今は陽気を感じさせるこのラダック地方ではあるが、冬は氷点下20度位まで下がってしまい雪一面になってしまう。

ラダックに住む人達にとっては、5月と6月が一番過ごしやすいであろう。

スクーターで走っていると、ヤギ使いの方とヤギの大群に出会う。

この地方特有である、のどかさを彩っている。

微笑ましく思うのは私だけではないはずだ。

②ナミカ峠へ

今は9時を少し過ぎた位、順調に黒い山々に囲まれたナミカ峠を登っている。

標高約3500m位であるが、気候に慣れてしまったせいか酸欠感は全く感じなくなっていた。日差しがまぶしく、とても温かい。

山頂はもうすぐだ。

旅を共にしているスクーターと、今日走ったナミカ峠の山々である。

このバイクの大活躍によって厳しい道のりでありながらも、カルギル旅が成り立っている。まさに裏の立役者だ。

貸して下さった、業者の方には感謝してもしきれない。

9時30分頃、無事にナミカ峠山頂に到着。

山頂の天気は昨日と同じく良かったが温かく、風もほとんどない心地よいものであった。

この先も気候条件に恵まれればよいが。

ナミカ峠山頂での休憩も終わり、再びレーに向けて出発だ。このペースだと昼までにラマユル村に着くはず。

バイクの状態もとても良いので、事故をおこさない様に気を抜かず進んでいこう。

もちろん、景色を楽しみながらということで。

③カングラルの町を通過

カングラルの町を過ぎ、フォツ峠の入口付近まで戻ってきた。進行方向をみた限り、今日は峠越えの気候条件も良さそうだ。

昨日とは逆で、頂上までは一部砂利道の上り坂である。バイクがうまく登りきれれば良いのだが。

登り道の不安とは相反して、進行方向に山々がきれいにそびえたっている。

④フォツ峠からラマユル寺院へ

フォツ峠の急な坂道を登っている最中である。なんとか道路の外回りを走らせながら速度20㎞位は維持できる状態だ。

進行方向にチベット仏教らしき仏像が見える。こんな場所に寺院があるのか。

昨日は全く存在すら気が付かなかった。進行方向が違うと気づかないこともある。



ツーリング後、Googlemapで調べたら、グル・パドマサムブハバ?像(英語名:Guru Padmasambhava Statue)との事。

フォツ峠の守護神という感じである。その奥には寺院があり、割と新しい綺麗な寺院がある。

立ち寄ってゆっくり見てみたい。だが時間の関係上、涙をのんで通過する。

おおよそフォツ峠の9合目あたりまで登ってきた。
今日は雪が降っていなく、眺めも最高である。

バイクも砂利道の登り坂という難所も無事に乗り切った。

あと一息で頂上だ。

11時過ぎ、無事にフォツ峠山頂に到着。

今日は晴れているので、あたりを見る余裕がある。昨日に比べてはるかに暖かい。

パートナーのスクーターと記念写真をパチリと決める。

私の横にはチベット仏教でタルチョと呼ばれる祈祷旗のようなものが、たくさんつけられている。

この地方の色々な背景から願いが沢山備えつけられているタルチョだ。

この様々なタルチョから、安全に!平和に!幸せに!という声が聞こえてくる気がする。


フォツ峠の山頂を出発しスクーターで下ること約10分、展望台に到着。

展望台というよりは、軽い雨しのぎの建物である。これだと寒さや風はしのげない。

展望台から見た今日の景色はどうかな。

今日は天気が良いため視界良好。

昨日と違い、後は急ではあるが坂を下るのみ。事故さえ起こさなければ無事にラマユル村まで辿りつける。

天気が良いと安心して景色がみえる、この広々とした景色は最高だ。


フォツ峠展望台から坂道を下ること約30分、進行方向にラマユル村が見えてきた。

ほぼ予定通りだ。到着後ラマユル寺院見学を見学できる。

昼食はちょっと時間的に厳しいかな。

(続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?