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メンタル問題の解決と裏側

メンタルの問題で悩んでいる人は多い。
その多くは、解決策が見つからないのだと思う。専門家に頼んだりすれば結構な率で解決すると思われるが、そこに行くのもなかなか精神的ハードルがあると思われる。

実際にメンタルの問題は、何らかの原因があって、その結果、症状が繰り返されている。ですが、その原因が不明確なため、対処療法にせざるを得ないというのが多くのセラピストがやっている方法ではないでしょうか?

原因を見つけて解決する場合は、短時間で解決する場合があります。それこそ秒単位です。本人も、何があって、そうなったかはわかっていませんし、仮に何らかの経験によってそうなったと主張する場合があったとしても、それが本当にそうかどうかわかりません。

中間の出来事を示してそれが原因です。と言われても、根本的な解決にはなりません。だから根本的な原因を見つけるための方法が必要になります。

ただ、ここまで来るとなかなか1人では難しくなるので、専門家の力を借りましょう。そうすれば、あっという間に原因が見つかることもあります。ただし、クライアント自身が積極的に情報を開示してくれないとなかなかそうはなりませんし、解決したくないと言う意思が介在していれば、記憶も曖昧になるでしょう。

頭では解決したいのに、気持ちでは解決したくないと言う事はよくあります。そうなってしまうと迷路に入ります。自分が良くなりたくないのに、他人が良くしてくれると言う事はほとんどありません。メンタルのセッションは、クライアントとセラピストのセッションです。一緒に解決を作り上げるわけです。

最初の問題と言うのも、実は単なる思い込み、あるいは勘違いと言うこともよくあります。例えば、パニック症で多いのは、厳しい教育や環境で育ったと言うことです。人間的にも普通だし、いい人ですが、自分の選択肢が少ないことがパニック症発症の一因になります。これにある要素が加わるとパニック症が発症します。すべてのケースでそうだとは言いませんが、多くのケースでこのパターンでした。

※薬の副作用でパニックになるケースもあります。私がそうでした。

自分には選択肢がない、この世に閉塞感しかないと言うような思い込みが出来上がっているのでこれを崩します。それだけで今まで怖がっていたことに対して怖がらなくなったりするケースは多々ありますし、電車に乗るのが怖かった人が帰りに電車に乗れたケースもあります。飛行機に乗れなかった人が飛行機に乗ってアメリカまで行ったケースもあります。エレベーターで異性と二人になるのが嫌で無意識に降りていた人が、降りなくなったと言うこともあります。

メンタルの問題のほとんどは、こういったように、ちょっとした思い込みなどによって自分を制限していて、それが全てだと思っています。摂食障害であれば、どこかで自分を嫌っています。別の自分になろうとしています。だから、ダイエットを機に発症する例が非常に多いです。食べられないからどうのではなく、なぜ食べないようにしたのかの方が問題です。

原因を正しく探って、そこに対する思い込みをクリアすることによって、問題が解決する事は多々あります。つまり、考え方の間違いなので、考え方を訂正してあげるということです。

そうは言っても受け入れられないと言うケースもあります。これは考え方として理性では理解できるものの、感情がついてこないケースです。

比較的簡単に解決できる問題なので、理性と感情をセットで対応すれば、メンタルの問題は大半クリアできます。しかも、症状に対する対処療法ではありませんので、原因を見つけてそれをクリアすると言うシンプルな形になります。PTSDやフラッシュバックも同じです。CPTSDはちょっと観察が必要ですが同じです。

だからどんな症例が来ても、原因を探して原因の思い込みをなくせば良いと考えられます。

メンタルの問題は、生まれて以降の体験によって生まれますので、現実的に対処すれば大抵はうまくいきます。うまくいかないケースは、本人が良くなりたいと思わないとか、良くなると困ってしまうとか、そういったことに起因します。

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